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時間配分・解き方

TOEICの時間配分|リーディング75分のPart別目安とリスニングの先読みのコツ【2026年最新】

この記事の結論

  • TOEICのリーディング75分の時間配分は、Part5を約10分(1問20秒)、Part6を約10分、Part7を約55分(1問約1分)が目安です。
  • 問題用紙への書き込みと、リスニング中にリーディングの問題を見ることは禁止されているため、本番で使えないテクニックに頼らず練習しましょう。
  • 時間が足りなくなる原因の多くはPart5での迷い、返り読み、単語不足で、本番と同じ条件で模試を解きPartごとの時間を記録すると時間配分が身につきます。

TOEIC L&R(Listening & Reading)で「リーディングが最後まで解き終わらない」と悩む受験者は少なくありません。リーディングは75分で100問を解く必要があり、時間配分を決めずに解くと、Part7の途中で時間切れになりやすくなります。

Partごとの時間配分の目安と、時間が足りなくなる原因を把握すると、解ける問題を取りこぼさずにスコアを上げられます。

本記事では、IIBC(国際ビジネスコミュニケーション協会)の公式情報をもとに、TOEICの試験時間と当日の流れ、時間配分にかかわる公式ルール、リーディングのPart別の時間配分、リスニングの先読みのコツ、目標スコア別の時間配分を解説します。

TOEICの時間配分【結論】

TOEICのリーディング75分の時間配分は、Part5を約10分、Part6を約10分、Part7を約55分が目安です。リスニング約45分は音声に合わせて進むため、時間配分よりも設問の先読みで差がつきます。

ここでは、TOEICの時間配分の目安を早見表で整理します。

セクション

Part

問題数

時間配分の目安

1問あたり

リーディング(75分)

Part5

30問

約10分

約20秒

Part6

16問(4文書)

約10分

1文書あたり約2分30秒

Part7

54問

約55分

約1分

リスニング(約45分)

Part1〜4

100問

音声に合わせて進む

-

※問題数はIIBC公式サイト「テストの形式と構成」より。時間配分は当社の目安です。

この配分は、リーディングを最後まで解き切りたい方向けの目安です。今のスコアによって、無理に解き切ろうとしないほうがよい場合もあります。目標スコア別の配分は後半で紹介します。

TOEICの試験時間と当日の流れ

TOEIC L&Rの試験時間は2時間で、リスニング約45分のあとにリーディング75分が続きます。途中に休憩はありません。

ここでは、公開テストの当日の流れを整理します。

項目

午前実施

午後実施

受付

9:25〜9:55

14:05〜14:35

試験説明・音テスト

9:55〜10:20

14:35〜15:00

試験(2時間)

10:20〜12:20

15:00〜17:00

問題用紙・解答用紙の回収

12:20〜12:35

17:00〜17:15

※IIBC公式サイト「試験当日について」より。

リスニングが終わると、そのままリーディングが始まります。リーディングの75分は自分で時間を管理する必要があるため、腕時計で時間を確認しながら解きましょう。

TOEICの時間配分で知っておくべき公式ルール

TOEICの時間配分を考えるときは、問題用紙への書き込みと、リスニング中にリーディングの問題を見ることが禁止されている点に注意が必要です。インターネット上には、本番では使えないテクニックが紹介されていることもあります。

ここでは、時間配分にかかわるIIBCの公式ルールを整理します。

ルール

内容

時間配分への影響

問題用紙への書き込みは禁止

メモ、線を引く、○・×・レなどの印も含めて禁止

本文に線を引きながら読む、解答を問題用紙にメモする方法は使えない

セクションをまたぐのは禁止

リスニング中にリーディングの問題を見る・解くこと、リーディング中にリスニングの問題を見る・解くことは禁止

リスニングの合間にPart5を解く方法は使えない

リーディングの中で解く順番は自由

Part5・6・7のどこから解いてもよい

Part7から解くなど、自分に合う順番を選べる

※IIBC「よくあるご質問」「注意事項」より。

書き込みができないため、普段の練習でも問題用紙に書き込まずに解く習慣をつけておきましょう。

TOEICリーディングのPart別の時間配分

リーディングで時間を確保する鍵は、Part5・6を短時間で解き、Part7に55分前後を残すことです。Part7は54問とリーディングの半分以上を占めるからです。

ここでは、Part別の時間配分と解き方のポイントを紹介します。

Part5:約10分(1問20秒)

Part5は、1問20秒・合計10分以内を目安に解きましょう。

Part5は短文の穴埋め問題で、文法問題なら空欄の前後と選択肢だけで解ける問題も多くあります。20秒考えても分からない問題は、いったん適当な選択肢をマークして次に進み、Part7の時間を守ることを優先します。

Part6:約10分(1文書約2分30秒)

Part6は、4つの文書を1文書あたり約2分30秒、合計10分前後で解くのが目安です。

Part6には、文脈に合う文を選ぶ問題も含まれるため、空欄の前後だけでなく文書全体の流れを確認する必要があります。文書を最初から読み進めながら、空欄に来たらその場で解くと、読み直しの時間を減らせます。

Part7:約55分(1問約1分)

Part7は、54問を約55分、1問あたり約1分が目安です。

1つの文書を読む問題(29問)と、複数の文書を読む問題(25問)があり、後半の複数の文書の問題ほど時間がかかります。設問を先に読んで、答えに必要な情報を探しながら文書を読むと効率よく解けます。1つの問題で迷ったら、マークだけして次に進み、最後まで解き切ることを優先しましょう。

TOEICリスニングの時間配分と先読みのコツ

リスニングは音声に合わせて進むため、音声の合間に次の設問を読んでおく「先読み」で得点が変わります。

ここでは、Part別の先読みのコツを整理します。

Part

ポイント

Part1(写真描写)

音声が流れる前に写真を見て、人物の動作や物の位置を確認しておく

Part2(応答)

選択肢は印刷されていないため、質問の冒頭(疑問詞)に集中して聞く

Part3(会話)

会話が流れる前に3つの設問を読み、何を聞き取るかを決めておく

Part4(説明文)

Part3と同じく設問を先に読み、話し手の目的や次の行動など、聞くべきポイントを絞る

Part3・4では、設問が放送されている時間を使って次の問題の設問を読むと、先読みの時間を確保できます。聞き逃した問題にこだわると次の先読みが間に合わなくなるため、迷ったらすぐにマークして次に進みましょう。

TOEIC本番での時間管理の手順

本番では、リーディングが始まった時刻から、Partごとの終了時刻を決めておくと、時間配分を守りやすくなります。

ここでは、午前の公開テスト(10:20開始)を例に、終了時刻の目安を紹介します。

区切り

時刻の目安(午前実施)

時刻の目安(午後実施)

リスニング開始

10:20

15:00

リーディング開始(リスニング約45分後)

11:05ごろ

15:45ごろ

Part5を終える

11:15ごろ

15:55ごろ

Part6を終える

11:25ごろ

16:05ごろ

試験終了(Part7を終える)

12:20

17:00

※リスニングの所要時間は約45分のため、リーディングの開始時刻は回によって前後します。開始時刻を確認したら、そこから10分・20分後をPart5・6の終了時刻の目安にしましょう。

【本番での時間管理のポイント】

  • アナログの腕時計を用意する:試験中は時計を見ないと残り時間が分からないため、確認しやすい時計を使う
  • リーディング開始時刻を覚えておく:書き込みはできないので、開始時刻とPartごとの終了時刻を頭に入れる
  • 終了時刻を過ぎたら次に進む:Part5・6で予定を過ぎたら、迷っている問題はマークだけして先に進む
  • 最後の数分はマーク漏れを防ぐ:解き終わらない問題があっても、空欄のままにせずマークする

TOEICの目標スコア別の時間配分

TOEICの時間配分は、目標スコアによって変えたほうが得点しやすくなります。600点前後を目指す段階では、すべてを解き切るより、解ける問題を確実に取るほうがスコアにつながります。

ここでは、目標スコア別の時間配分の考え方を整理します。

目標スコア

時間配分の考え方

600点前後

Part5・6を丁寧に解き、Part7は解ける問題から確実に取る。最後の数問は残っても構わない

700点前後

Part5・6を合計25分以内に終え、Part7の1つの文書の問題を確実に解く

800点前後

Part5・6を合計20分以内に終え、Part7を最後まで解き切る

900点前後

Part5・6を合計15〜18分で終え、見直しの時間を残す

※当社の目安です。

目標スコアまでの勉強時間の目安は、600点・700点・800点・900点の各記事で解説しています。

TOEICで時間が足りなくなる原因と対策

TOEICで時間が足りなくなる原因は、Part5で悩みすぎること、英文を返り読みすること、単語を知らないことがほとんどです。

ここでは、主な原因と対策を整理します。

原因

対策

Part5・6で1問に時間をかけすぎる

20秒で解けない問題は飛ばす、と決めて練習する

英文を日本語の語順に直して読む(返り読み)

英文を前から意味のかたまりごとに区切って読む練習をする

単語の意味を考える時間が長い

TOEICによく出る単語を、見てすぐに意味が分かるまで繰り返す

Part7で文書をすべて読んでから設問を見る

設問を先に読み、必要な情報を探しながら読む

時間配分を決めずに解いている

Partごとの終了時刻を決め、模試で守れるか確認する

TOEICの時間配分を身につける練習方法

時間配分は、本番と同じ条件で模試を解き、Partごとにかかった時間を記録することで身につきます。

ここでは、時間配分を身につけるための練習方法を紹介します。

  1. 公式問題集を本番と同じ2時間で解く:問題用紙に書き込まず、本番と同じ条件で解く
  2. Partごとの終了時刻を記録する:Part5・6・7がそれぞれ何分で終わったかを確認する
  3. Part5は1問20秒で解く練習をする:タイマーを使って、短時間で判断する習慣をつける
  4. Part7は時間を計って1文書ずつ解く:1問1分のペースを体で覚える
  5. 時間切れになった原因を振り返る:単語・返り読み・迷いすぎのどれが原因かを確認する

本番では、リーディング開始時刻から「Part5・6を終える時刻」を決めておき、腕時計で確認しながら進めましょう。勉強法の全体像は、TOEICの勉強法で解説しています。

まとめ

TOEICの時間配分の要点は、以下のとおりです。

  • リーディング75分は、Part5を約10分、Part6を約10分、Part7を約55分が目安
  • 問題用紙への書き込みと、リスニング中にリーディングの問題を見ることは禁止。リーディング内の解く順番は自由
  • リスニングは、音声の合間に設問を先読みして聞くポイントを絞る
  • 目標スコアによって、解き切ることを優先するか、解ける問題を確実に取るかを変える

まずは公式問題集を本番と同じ条件で解き、Partごとにかかった時間を記録するところから始めましょう。

よくある質問

TOEICのリーディングの時間配分はどのくらいが目安ですか?

Part5を約10分(1問20秒)、Part6を約10分(1文書約2分30秒)、Part7を約55分(1問約1分)が目安です。Part5・6を短時間で解き、Part7の時間を確保しましょう。

TOEICで問題用紙に書き込んでもよいですか?

IIBCの公式FAQによると、問題用紙への書き込みは禁止されています。メモを取る、線を引く、○・×・レなどの印をつけることもすべて含まれます。

TOEICのリスニング中にリーディングの問題を解いてもよいですか?

リスニングテスト中にリーディングセクションの問題を見る・解くことは禁止されています。リーディングの中で、Part5・6・7のどこから解くかは自由です。

TOEICのリーディングが最後まで終わりません。どうすればよいですか?

Part5で20秒以上迷った問題は飛ばし、英文を前から読む練習と単語の強化で読むスピードを上げましょう。600点前後を目指す段階なら、すべて解き切るより解ける問題を確実に取ることを優先して構いません。

TOEICはPart7から解いてもよいですか?

リーディングの中で解く順番は自由なので、Part7から解いても問題ありません。ただし、順番を変えるとPart5・6に使う時間が分かりにくくなるため、模試で試してから本番で使いましょう。

この記事の監修

KanonTOEIC 945点

テック英語 コーチ(最先端コーチングの実践者)

  • TOEIC 945点
  • 英検1級

アメリカ留学を経て、学生時代に既に現在の英語資格を取得。最新の教育手法と若い世代への深い理解を融合させた革新的な指導アプローチで、特に学生層からの信頼が厚い。

出典・参考

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