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リーディング(Part5〜7)

TOEIC Part7の解き方|時間配分と設問パターン別のコツ・練習問題つき【2026年最新】

この記事の結論

  • TOEIC Part7は54問(1つの文書29問・複数の文書25問)の長文読解問題で、リーディング75分のうち約55分を使うのが時間配分の目安です。
  • 設問を先に読んで探す情報を決めてから文書を読み、本文の言い換えになっている選択肢を選ぶと、読み返しを減らせます。
  • 時間が足りない原因はPart5・6の時間の使い方・読む速さ・解き方に分けられ、NOT問題など時間のかかる設問は後回しにして全問マークします。

TOEIC L&R(Listening & Reading)のPart7は、リーディングセクションの54問を占める長文読解問題です。リーディング100問の半分以上がPart7のため、Part7を最後まで解けるかどうかがリーディングのスコアを大きく左右します。

Part7の問題形式と設問のパターン、時間配分の考え方を把握すると、「時間が足りない」という悩みを解き方の工夫で減らせます。

本記事では、IIBC(国際ビジネスコミュニケーション協会)の公式情報をもとに、TOEIC Part7の問題形式・設問のパターン・解く手順・時間配分をまとめています。さらに、自作の練習問題と、時間が足りない原因別の対策、勉強法も紹介します。

TOEIC Part7の要点【結論】

TOEIC Part7の要点:54問・約55分

TOEIC Part7は、54問の長文読解問題を、約55分で解くパートです。設問を先に読んで探す情報を決め、1つの文書の問題から順に解くと、時間内に解ける問題を増やせます。

ここでは、TOEIC Part7の要点を早見表で整理します。

項目

要点

問題数

54問(1つの文書29問、複数の文書25問)

時間配分の目安

約55分(リーディング75分のうち、Part5・6を約20分で終えた残り)

文書の種類

メール・広告・記事・チャット・お知らせなど

解き方の基本

設問を先に読み、答えの根拠を文書の中から探す

時間が足りないとき

NOT問題など時間のかかる設問は後回しにし、残り時間で全問マークする

※問題数はIIBC公式サイト「テストの形式と構成」より。時間配分は当社の目安です。

以下では、問題形式から順に、TOEIC Part7の解き方を具体的に解説します。

TOEIC Part7の問題形式

TOEIC Part7の問題形式:1つの文書と複数の文書

TOEIC Part7は、印刷された文書を読み、設問の答えを4つの選択肢から選ぶ問題です。1つの文書を読む問題と、2つまたは3つの文書を組み合わせて読む問題があります。

ここでは、Part7の問題形式を整理します。

形式

問題数

特徴

1つの文書(シングルパッセージ)

29問

メールや広告など1つの文書を読み、1文書につき2〜4問に答える

複数の文書(ダブル・トリプルパッセージ)

25問

2つまたは3つの関連する文書を読み、文書をまたいで情報を結びつけて答える

※IIBC公式サイト「テストの形式と構成」より(2026年10月時点)。

IIBCによると、Part7には文書の中に新しい1文を入れる最も適切な箇所を選ぶ設問もあります。複数の文書の問題では、1つの文書だけでは答えが決まらない設問があるため、文書どうしの関係を意識して読む必要があります。

TOEIC Part7の設問のパターン6つ

TOEIC Part7の設問パターン6つ

TOEIC Part7の設問は、問われ方によっていくつかのパターンに分けられ、パターンごとに読むべき箇所が変わります。設問のパターンを見分けられると、文書のどこを読めばよいかを素早く判断できます。

ここでは、Part7でよく見られる設問のパターンと、答えを探す場所を整理します。

パターン

設問の例

答えを探す場所

目的・主題

What is the purpose of the e-mail?(メールの目的は何か)

文書の冒頭

詳細

When will the event start?(イベントはいつ始まるか)

設問のキーワード(日時・人名・数字)の周辺

NOT

What is NOT mentioned?(述べられていないことは何か)

4つの選択肢それぞれを文書と照らし合わせる

推測

What is suggested about Ms. Kim?(キムさんについて何が示唆されているか)

人物名が出てくる箇所と、その前後

同義語

The word "cover" in line 3 is closest in meaning to…(3行目のcoverに最も近い意味は)

指定された行の文脈

文挿入

In which position does the sentence best belong?(その文が入る最も適切な位置はどこか)

[1]〜[4]の前後の文のつながり

※設問の例は、Part7の形式に合わせて当社が作成したものです。

目的・詳細・同義語の設問は短い時間で解けることが多く、NOT・推測・文挿入の設問は時間がかかりやすい傾向があります。時間のかかる設問は、後回しにする判断も必要です。

TOEIC Part7を解く手順【4STEP】

TOEIC Part7を解く手順4ステップ

TOEIC Part7は、設問を先に読み、探す情報を決めてから文書を読む手順にすると、読み返す回数を減らせます。文書を最初から最後まで精読してから設問を読むと、答えを探すためにもう一度読み直すことになります。

ここでは、Part7を解く手順を4つのSTEPで紹介します。

  1. 【STEP1】文書の種類を確認する:文書の前にある案内文で、メール・広告・記事などの文書の種類をつかむ
  2. 【STEP2】設問を読む:選択肢までは読まず、設問だけを読んで何を探すかを決める
  3. 【STEP3】文書を読んで根拠を探す:設問のキーワードを意識しながら読み、答えの根拠になる文を見つける
  4. 【STEP4】選択肢を選ぶ:根拠の文と同じ意味の選択肢を選ぶ。本文の語句が言い換えられていることが多い

Part7の正解の選択肢は、本文と同じ単語ではなく、別の表現に言い換えられていることがよくあります。本文と同じ単語を含む選択肢をすぐに選ばず、意味が同じかどうかで判断しましょう。

TOEIC Part7の練習問題と解説

TOEIC Part7の練習問題:メールの読解

TOEIC Part7の解き方は、設問を先に読んで根拠を探す手順を、実際の文書で試すと身につきます。ここで紹介する問題は、Part7の形式に合わせて当社が作成したもので、公式の問題ではありません。

ここでは、短いメールを使った2問の練習問題を、4STEPの手順で解いてみましょう。

To: All Staff
From: Laura Chen, Office Manager
Subject: Office closure on Friday

Dear all,

Please note that our office will be closed this Friday, May 15, because the building's electrical system will be inspected. All staff are asked to work from home on that day. If you need to pick up any documents, please do so by Thursday at 6 P.M. The office will reopen on Monday, May 18, at the usual time.

Thank you for your cooperation.
Laura Chen

練習問題1(目的)

What is the purpose of the e-mail?
(A) To announce a new office manager
(B) To inform staff of a temporary closure
(C) To request help with an inspection
(D) To change the working hours

正解は(B)です。件名の「Office closure on Friday」と冒頭の文から、金曜日にオフィスが閉まることを知らせるメールだと分かります。本文の「will be closed this Friday」が、選択肢では「a temporary closure(一時的な閉鎖)」に言い換えられています。和訳は「メールの目的は何か。(B) 一時的な閉鎖を社員に知らせること」です。

練習問題2(詳細)

By when should staff collect documents they need?
(A) Monday morning
(B) Thursday evening
(C) Friday afternoon
(D) May 18

正解は(B)です。設問のキーワード「documents」を本文で探すと、「please do so by Thursday at 6 P.M.」とあり、木曜日の午後6時までに取りに来る必要があります。本文の「6 P.M.」が、選択肢では「evening(夕方)」に言い換えられています。和訳は「社員は必要な書類をいつまでに取りに来るべきか。(B) 木曜日の夕方」です。

TOEIC Part7の時間配分

TOEIC Part7の時間配分の目安

TOEIC Part7の時間配分は、Part5・6を約20分で終え、Part7に約55分を残すのが目安です。Part7の54問を55分で解くと、1問あたり約1分になります。

ここでは、Part7の時間配分の目安を、形式別に整理します。

形式

問題数

時間の目安

1つの文書

29問

約25〜28分(1問あたり約50秒〜1分)

複数の文書

25問

約27〜30分(1問あたり約1分10秒)

合計

54問

約55分

※当社の目安です。目標スコアによって、Part5・6とPart7の時間の配分は変わります。

目標が600点前後なら、Part7を最後まで解き切ることより、1つの文書の問題を確実に取ることを優先します。目標スコア別の時間配分とPart5・6の解き方は、TOEICの時間配分で、Part5の解き方はTOEIC Part5の解き方で解説しています。

TOEIC Part7で時間が足りない原因と対策

TOEIC Part7で時間が足りない原因と対策

TOEIC Part7で時間が足りない原因は、読む速さ・解き方・Part5・6の時間の使い方のどれかに分けられます。原因によって対策が違うため、模試の後に自分がどこで時間を使ったかを振り返ることが重要です。

ここでは、Part7で時間が足りない原因と対策を整理します。

原因

確かめ方

対策

Part5・6に時間を使いすぎている

Part7に入った時点で残りが50分を切っている

Part5を1問20秒、Part5・6を合計20分で終える練習をする

英文を読むスピードが遅い

時間をかければ解けるが、1つの文書に3分以上かかる

英文を前から読む練習をし、語彙を増やす

文書を何度も読み返している

設問を読むたびに文書の最初から読み直している

設問を先に読み、探す情報を決めてから文書を読む

時間のかかる設問で止まっている

NOT問題や推測問題に2分以上使っている

1問に1分半以上かかりそうなら印象で選び、次に進む

時間内に解き切れない場合も、最後の数分で残りの問題をすべてマークします。TOEICは誤った解答で減点されないため、空欄で終えるより、どれか1つを選んだほうが得点の可能性が残ります。

英文を読むスピードそのものを上げる練習は、TOEICの速読で紹介しています。

TOEIC Part7の勉強法4つ

TOEIC Part7の勉強法4つ

TOEIC Part7の勉強法は、語彙を増やし、英文を前から読む練習をして、時間を測って問題を解くことが中心です。解き方のコツだけでは、読むスピードそのものは上がりません。

ここでは、TOEIC Part7の勉強法を4つ紹介します。

語彙を増やす

Part7のスピードを上げるには、TOEICによく出る単語を増やして、知らない単語で止まらないようにすることが基本です。

知らない単語が多いと、文の意味を推測するのに時間がかかり、読むスピードが落ちるからです。たとえば、「invoice(請求書)」「itinerary(旅程)」のようなビジネス文書によく出る単語を知っていれば、文書の種類と内容をすぐにつかめます。

英文を前から読む練習をする

Part7の読むスピードは、英文を日本語の語順に並べ替えず、前から順に理解する練習で上がります。

返り読みをすると、1文を読むのに時間がかかり、長い文書では内容を見失いやすくなるからです。たとえば、公式問題集のPart7の文書を、意味のかたまりごとにスラッシュで区切り、前から順に意味を取る練習をすると、返り読みのクセを直せます。

時間を測って解く

Part7の問題は、1つの文書ごとに時間を測って解くと、本番の時間配分の感覚が身につきます。

時間を測らずに解くと、本番で同じ問題を時間内に解けるかが分からないからです。たとえば、2問の文書なら2分、4問の文書なら4分のように、問題数を目安に制限時間を決めて解きましょう。

根拠の文を確認して復習する

Part7の復習では、正解の根拠になった本文の文と、選択肢での言い換えを確認します。

Part7の正解は本文の言い換えであることが多く、言い換えのパターンに慣れると、選択肢を選ぶ時間が短くなるからです。間違えた問題は、根拠の文を見つけられなかったのか、見つけたのに選択肢を選び間違えたのかを分けて記録しましょう。

TOEIC Part7対策におすすめの教材

TOEIC Part7対策の教材

TOEIC Part7対策の教材は、本番と同じ形式と分量の問題を解ける公式問題集が中心です。Part7は文書の長さや複数の文書の組み合わせ方が本番と同じであることが重要なため、公式問題集で時間の感覚をつかみます。

ここでは、Part7対策に使える教材を紹介します。

教材

出版社

価格(税込)

特徴

公式TOEIC Listening & Reading 問題集 13

IIBC

3,630円

本番と同じ形式・分量の模試2回分。Part7の時間配分の練習に使う

TOEIC L&Rテスト精選模試 リーディング[新装版]

ジャパンタイムズ出版

2,200円

リーディングだけの模試集。出版社の記載では800点〜の上級者向けで、Part7を含む本番形式の問題量を増やせる

※2026年10月時点・各出版社の公式ページより。

そのほかの参考書は、TOEICの参考書・問題集おすすめで紹介しています。Part7で伸び悩み、自分では時間の使い方の問題点が分からない方は、学習の管理を任せられるコーチングも選択肢になります。コーチングが自分に合うかは、英語コーチングは意味ない?で判断できます。

まとめ

TOEIC Part7の解き方の要点は、以下のとおりです。

  • Part7は54問(1つの文書29問・複数の文書25問)で、約55分が時間配分の目安
  • 設問を先に読み、探す情報を決めてから文書を読むと、読み返しを減らせる
  • 正解の選択肢は本文の言い換えであることが多いため、意味が同じかで判断する
  • 時間が足りない原因を、読む速さ・解き方・Part5・6の時間の使い方に分けて対策する

まずは公式問題集のPart7を時間を測って解き、どの設問で時間を使ったかを振り返りましょう。

よくある質問

TOEIC Part7は何分で解くべきですか?

約55分が目安です。リーディング75分のうち、Part5・6を約20分で終えると、Part7の54問に約55分、1問あたり約1分を使えます。目標が600点前後なら、1つの文書の問題を確実に取ることを優先します。

TOEIC Part7は設問と本文のどちらを先に読むべきですか?

設問を先に読み、何を探すかを決めてから本文を読むのがおすすめです。本文を最初に精読すると、設問を読んだあとに答えを探すためにもう一度読み直すことになり、時間がかかります。

TOEIC Part7が最後まで終わりません。どうすればよいですか?

まずPart5・6を合計20分で終え、Part7の時間を確保します。そのうえで、NOT問題や推測問題など時間のかかる設問は後回しにし、最後の数分で残りの問題をすべてマークします。誤答による減点はありません。

TOEIC Part7は後ろから解いてもよいですか?

リーディングの中で解く順番は自由なので、後ろから解いても問題ありません。ただし、順番を変えると時間配分が分かりにくくなるため、模試で試して自分に合うか確かめてから本番で使いましょう。

この記事の監修

KanonTOEIC 945点

テック英語 コーチ(最先端コーチングの実践者)

  • TOEIC 945点
  • 英検1級

アメリカ留学を経て、学生時代に既に現在の英語資格を取得。最新の教育手法と若い世代への深い理解を融合させた革新的な指導アプローチで、特に学生層からの信頼が厚い。

出典・参考

  • #Part7
  • #リーディング
  • #時間配分