TOEIC Part6の解き方|問題タイプ別のコツと時間配分・例題つき【2026年最新】
この記事の結論
- TOEIC Part6は4つの文書に4問ずつ、計16問の空欄に語句または一文を選ぶ長文穴埋め問題です。
- 時間配分は約10分(1文書約2分30秒)が目安で、Part7に約55分を残すためにPart5と合わせて約20分で解きます。
- 空欄の前後で解ける問題、文書の流れで解く問題、文挿入問題の3つを見分け、前後で解けない問題は先を読んで答えます。
TOEIC L&R(Listening & Reading)のPart6は、長文の中の空欄に入る語句や文を選ぶ問題です。Part5と似ていますが、空欄の前後だけでは解けない問題が混ざるため、解き方を分ける必要があります。
Part6の問題タイプと時間配分を把握すると、Part7に残す時間を確保しながら、取りこぼしを減らせます。
本記事では、IIBC(国際ビジネスコミュニケーション協会)の公式情報をもとに、TOEIC Part6の問題形式、時間配分、問題タイプ別の解き方をまとめています。さらに、当社で作った例題と、Part6の勉強法・おすすめの参考書も紹介します。
TOEIC Part6の要点【結論】

TOEIC Part6は、4つの文書に4問ずつ、計16問の空欄を埋める問題です。空欄の前後だけで解ける問題と、文書の流れを読まないと解けない問題があるため、文書を頭から読み進めながら解きます。
ここでは、TOEIC Part6の要点を早見表で整理します。
項目 | 要点 |
|---|---|
問題数 | 16問(4文書×4問) |
選択肢 | 単語・句、または一文の4つから選ぶ |
時間配分の目安 | 約10分(1文書あたり約2分30秒) |
解き方の基本 | 文書を頭から読み、空欄に来たら前後で解けるかを判断する |
勉強法 | Part5の文法を固め、接続語と代名詞に注目して読む練習をする |
※問題数・選択肢はIIBC公式サイト「TOEIC L&R テストの形式」より。時間配分は当社の目安です。
以下では、Part6の問題形式から順に、TOEIC Part6の解き方を具体的に解説します。
TOEIC Part6の問題形式

TOEIC Part6は、メールやお知らせなどの文書の空欄に、4つの選択肢から最も適切な語句または文を選ぶ問題です。IIBCは、Part6を「長文穴埋め問題」として、16問を出題すると案内しています。
ここでは、リーディングの中でのPart6の位置づけを整理します。
Part | 問題の種類 | 問題数 |
|---|---|---|
Part5 | 短文穴埋め問題(1文の空欄に語句を選ぶ) | 30問 |
Part6 | 長文穴埋め問題(文書の空欄に語句や文を選ぶ) | 16問 |
Part7 | 読解問題(1つの文書29問・複数の文書25問) | 54問 |
※IIBC公式サイト「TOEIC L&R テストの形式」より。
Part6の文書は、社内メール、顧客への手紙、お知らせ、広告、記事などのビジネスや日常の文書です。選択肢が一文になっている問題(文挿入問題)があることが、Part5との大きな違いです。
TOEIC Part6の時間配分

TOEIC Part6の時間配分は、16問を約10分、1文書あたり約2分30秒が目安です。リーディング75分のうち、Part7の54問に約55分を残すためには、Part5とPart6を合わせて約20分で解く必要があります。
ここでは、リーディングの時間配分の目安を整理します。
Part | 問題数 | 時間配分の目安 |
|---|---|---|
Part5 | 30問 | 約10分(1問約20秒) |
Part6 | 16問 | 約10分(1文書約2分30秒) |
Part7 | 54問 | 約55分 |
※当社の目安です。
文挿入問題で迷ったときは、1つ選んでマークし、次の文書に進むことを優先しましょう。Partごとの時間配分は、TOEICの時間配分で詳しく解説しています。
TOEIC Part6の問題タイプ別の解き方

TOEIC Part6の問題は、空欄の前後で解ける問題、文書の流れで解く問題、文挿入問題の3つに分けられます。空欄に来た時点でどのタイプかを見分け、解き方を変えることが時間短縮につながります。
ここでは、Part6の問題タイプ別の解き方を整理します。
問題タイプ | 例 | 解き方 |
|---|---|---|
空欄の前後で解ける問題 | 品詞、前置詞、語法 | Part5と同じく、空欄の前後の語だけで答えを選ぶ |
文書の流れで解く問題 | 動詞の時制、代名詞、接続副詞(However・Thereforeなど)、語彙 | 空欄を含む文と前後の文を読み、話の流れに合う選択肢を選ぶ |
文挿入問題 | 空欄に入る一文を選ぶ | 前後の文とのつながり(指示語・話題・時系列)で選ぶ |
※当社の目安です。
Part6を解く手順は、以下のとおりです。
- 【STEP1】文書の種類と件名を見る:メールかお知らせかを確かめ、何の話かをつかむ
- 【STEP2】頭から読み進める:空欄に来たら、前後だけで解けるかを判断する
- 【STEP3】前後で解けない問題は先を読む:時制や接続副詞は、空欄の後ろの文がヒントになることが多い
- 【STEP4】文挿入問題は最後に確かめる:文書を読み終えてから、前後の文とつながるかを見直す
動詞の時制の問題は、選択肢だけを見るとどれも文法的に正しいことがあります。文書の日付や「next week」などの時を表す語を確かめてから選びましょう。
例題で確認するTOEIC Part6の解き方

ここでは、当社で作ったPart6形式の例題で、問題タイプ別の解き方を確認します。4問とも、文書の流れと空欄の前後のどちらを見るかを意識して解いてみてください。
To: All Staff
From: Facilities Department
Subject: Elevator maintenancePlease be aware that the elevators in the east wing will be out of service on Saturday, May 10. Technicians ---(1)--- the annual safety inspection from 9:00 A.M. to 3:00 P.M. ---(2)--- During this time, please use the stairs or the elevators in the west wing. ---(3)---, the loading dock will remain open for deliveries. We apologize for any ---(4)--- this may cause.
- (1):(A) performed (B) will perform (C) have performed (D) performing
- (2):(A) The inspection is required by city regulations. (B) Thank you for attending the safety training. (C) Please submit your request by Friday. (D) The cafeteria will close early on Friday.
- (3):(A) However (B) Therefore (C) For example (D) Similarly
- (4):(A) inconvenience (B) inconvenient (C) inconveniently (D) inconvenienced
例題の正解と解き方は、以下のとおりです。
問題 | 正解 | 問題タイプと解き方 |
|---|---|---|
(1) | (B) | 文書の流れで解く問題。点検は5月10日の土曜日に行う予定のため、未来を表すwill performを選ぶ |
(2) | (A) | 文挿入問題。前の文の「年に一度の安全点検」を受けて、点検が市の規則で必要だと説明する文がつながる |
(3) | (A) | 文書の流れで解く問題。エレベーターは止まるが搬入口は開いている、という逆の内容をつなぐHoweverを選ぶ |
(4) | (A) | 空欄の前後で解ける問題。anyの後ろには名詞が入るため、inconvenienceを選ぶ |
(1)と(3)は、空欄を含む文だけを読んでも答えを1つに決められません。前後で解けないと感じたら先を読む習慣をつけると、Part6の正答率が安定します。
TOEIC Part6の勉強法

TOEIC Part6の勉強は、Part5の文法・語彙を固めたうえで、文と文のつながりを意識して読む練習をすることが基本です。Part6の問題の一部はPart5と同じ知識で解けるため、文法の基礎がスコアの土台になります。
Part6のスコアを伸ばす勉強の進め方は、以下のとおりです。
- 【STEP1】Part5の文法問題を固める:品詞・時制・前置詞と接続詞の区別を、文法問題集で確認する
- 【STEP2】接続副詞と代名詞をまとめて覚える:However・Therefore・In additionなどの意味と、つなぐ文の関係を整理する
- 【STEP3】文書の要点を1文で言う:解き終えた文書を見直し、誰が誰に何を伝える文書かを短くまとめる
- 【STEP4】公式問題集で時間を計って解く:1文書2分30秒を目安に、間違えた問題がどのタイプかを記録する
Part5の解き方はTOEIC Part5のコツで、文法の勉強法はTOEICの文法対策で解説しています。
TOEIC Part6対策におすすめの参考書

TOEIC Part6の対策には、Part5とPart6をまとめて扱う問題集と、本番形式の公式問題集を組み合わせるのがおすすめです。Part6だけの問題は量が少ないため、文法問題集で土台を作り、公式問題集で文書の流れを読む練習をします。
ここでは、出版社の公式ページで内容を確認できたPart6対策の参考書を紹介します。
書籍名 | 出版社/著者 | 価格(税込) | 特徴 |
|---|---|---|---|
公式TOEIC Listening & Reading 問題集 | IIBC | 3,630円 | ETSが作った本番と同じ形式の問題。1冊に2回分のPart6(32問)を収録 |
TOEIC L&Rテスト 究極のゼミ Part 5 & 6 | アルク/ヒロ前田 | 2,200円 | 全13回のゼミで、Part5・6の問題タイプと解き方を学べる |
1駅1題 TOEIC L&R TEST 文法特急 | 朝日新聞出版/花田徹也 | 935円 | Part5・6の文法問題を新書判で持ち歩いて解ける |
TOEIC L&R TEST 900点特急 パート5&6 | 朝日新聞出版/加藤優 | 924円 | 上級者向けのPart5・6の問題集。900点以上を目指す方向け |
※2026年10月時点・各出版社の公式サイトより。
公式問題集の選び方はTOEIC公式問題集はどれを買う?で、ほかの参考書はTOEICの参考書おすすめで紹介しています。
まとめ
TOEIC Part6の要点は、以下のとおりです。
- Part6は4つの文書に4問ずつ、計16問の空欄を埋める長文穴埋め問題
- 時間配分は約10分、1文書あたり約2分30秒が目安
- 空欄の前後で解ける問題、文書の流れで解く問題、文挿入問題の3つで解き方を変える
- Part5の文法を固め、接続副詞と代名詞に注目して読む練習がスコアの土台になる
まずは公式問題集のPart6を1文書2分30秒で解き、間違えた問題がどのタイプかを確かめてみましょう。
よくある質問
TOEIC Part6は何問ありますか?
Part6は16問です。4つの文書に4問ずつ空欄があり、選択肢は単語・句、または一文の4つから選びます。
TOEIC Part6の時間配分の目安は?
16問を約10分、1文書あたり約2分30秒が目安です。Part5と合わせて約20分で解くと、Part7に約55分を残せます。
TOEIC Part6の文挿入問題のコツは?
空欄の前後の文とのつながりで選びます。指示語や話題、時系列が前後の文と合うかを確かめ、迷ったら1つ選んで次の文書に進みましょう。

この記事の監修
KanonTOEIC 945点
テック英語 コーチ(最先端コーチングの実践者)
- TOEIC 945点
- 英検1級
アメリカ留学を経て、学生時代に既に現在の英語資格を取得。最新の教育手法と若い世代への深い理解を融合させた革新的な指導アプローチで、特に学生層からの信頼が厚い。
出典・参考