TOEICの長文対策|長文が読めない原因と解き方のコツ・練習方法
この記事の結論
- TOEICの長文は主にPart7で出題され、1つの文書29問・複数の文書25問の計54問に約55分を使うのが目安です。
- 長文が読めない主な原因は、単語・文法の不足、読むスピードの不足、長文を読む量の不足で、原因ごとに優先する練習が違います。
- 設問を先に読んで答えの根拠を探し、解いた文書を精読・音読してから時間を計って読み直すと、長文の力が伸びます。
TOEIC L&R(Listening & Reading)の長文問題で、「英文が長くて読み切れない」「読んでも内容が頭に入らない」と悩む方は多いはずです。長文は主にPart7で出題され、リーディング100問のうち54問を占めます。
長文が読めない原因と対策を把握すると、自分に必要な練習に絞って取り組め、Part7の正答率と解くスピードを上げられます。
本記事では、TOEICの長文問題の形式、長文が読めない原因、原因別の対策をまとめています。さらに、長文を解くコツと、長文の力を伸ばす練習の手順も紹介します。
TOEICの長文対策の要点【結論】

TOEICの長文対策は、単語と文法の基礎を固め、英文を頭から読む練習でスピードを上げ、設問を先に読んで答えの根拠を探す解き方を身につけることが基本です。長文が読めない原因によって、優先する練習が変わります。
ここでは、TOEICの長文対策の要点を早見表で整理します。
項目 | 要点 |
|---|---|
長文が出るPart | 主にPart7(1つの文書29問・複数の文書25問)。Part6も文書を読む問題 |
時間配分の目安 | Part7の54問に約55分 |
読めない主な原因 | 単語・文法の不足、読むスピードの不足、長文を読む量の不足 |
解き方のコツ | 設問を先に読み、文書の中から答えの根拠を探す |
練習の手順 | 精読 → 音読 → 時間を計って読む |
※問題数はIIBC公式サイトより。時間配分と練習の手順は当社の目安です。
以下では、長文問題の形式から順に、TOEICの長文対策を具体的に解説します。
TOEICの長文問題の形式

TOEICの長文問題は、主にPart7の読解問題で、メール・広告・記事・チャットなどの文書を読んで設問に答える形式です。1つの文書を読む問題と、2〜3つの文書を読み比べる問題があります。
ここでは、TOEICの長文問題の形式を整理します。
Part | 問題の種類 | 問題数 |
|---|---|---|
Part6 | 長文穴埋め(文書の空欄に語句や文を選ぶ) | 16問 |
Part7 | 読解(1つの文書) | 29問 |
Part7 | 読解(複数の文書) | 25問 |
※IIBC公式サイト「TOEIC L&R テストの形式」より。
Part7は問題数が最も多く、リーディングの得点を大きく左右するPartです。Part7の設問のパターンと解き方は、TOEIC Part7の解き方で例題とあわせて解説しています。
TOEICの長文が読めない原因

TOEICの長文が読めない原因は、単語・文法の不足、読むスピードの不足、長文を読む量の不足の3つが中心です。原因によって必要な練習が違うため、自分がどこでつまずいているかを確かめます。
ここでは、長文が読めない原因と、当てはまるときのサインを整理します。
原因 | 当てはまるサイン | 優先する対策 |
|---|---|---|
単語の不足 | 知らない単語が多く、文の意味がつながらない | TOEIC向けの単語帳を1冊覚える |
文法の不足 | 長い文の主語と動詞が分からない | 中学〜高校の文法を復習する |
読むスピードの不足 | 時間をかければ分かるが、時間内に読み切れない | 音読と、時間を計って読む練習をする |
読む量の不足 | 長い英文を読むと集中力が続かない | 毎日少しずつ英文を読む習慣をつける |
※当社の目安です。
リーディング全体で点数が伸びない原因は、TOEICリーディング対策でも解説しています。
TOEICの長文を解くコツ

TOEICの長文を解くコツは、設問を先に読んで探す情報を決め、文書の中から答えの根拠を見つけて選ぶことです。文書を最初から全部ていねいに読むと、時間が足りなくなります。
TOEICの長文を解くコツは、以下のとおりです。
- 設問を先に読む:何を聞かれているかを確かめ、文書のどこを読むかの見当をつける
- 答えの根拠を探す:選択肢を選ぶ前に、文書の中で根拠になる文を見つける
- 言い換えに気づく:正解の選択肢は、文書の表現を別の言葉に言い換えていることが多い
- 複数の文書は情報を結びつける:1つの文書だけでは答えが出ない設問は、別の文書の情報と組み合わせる
- 時間がかかる設問は見切る:1問に時間をかけすぎず、1つ選んで次の設問に進む
読むスピードそのものを上げる方法は、TOEICの速読で解説しています。
TOEICの長文の力を伸ばす練習【4STEP】

TOEICの長文の力を伸ばすには、解いた文書を精読して正しく理解し、音読で英語の語順のまま読めるようにしてから、時間を計って読む手順が効果的です。同じ文書を繰り返し使うほうが、新しい問題を解き流すより力が伸びます。
TOEICの長文の練習の手順は、以下のとおりです。
- 【STEP1】時間を計って解く:公式問題集のPart7を、1つの文書あたりの時間を決めて解く
- 【STEP2】解いた文書を精読する:主語と動詞を確かめ、知らない単語を調べて、意味が分かるまで読む
- 【STEP3】音読を繰り返す:英語の語順のまま意味が浮かぶまで、同じ文書を声に出して読む
- 【STEP4】時間を計って読み直す:数日後に同じ文書を読み、前より速く読めたかを確かめる
英文を読む量を増やしたい方は、TOEICの問題以外にも、辞書なしでほぼ分かる易しい英文を毎日少しずつ読みましょう。
まとめ
TOEICの長文対策の要点は、以下のとおりです。
- TOEICの長文は主にPart7で出題され、54問に約55分を使うのが目安
- 長文が読めない主な原因は、単語・文法の不足、読むスピードの不足、読む量の不足
- 設問を先に読み、文書の中から答えの根拠を探して選ぶ
- 解いた文書を精読し、音読してから時間を計って読み直すと、長文の力が伸びる
まずは公式問題集のPart7を1つ解き、長文が読めない原因が単語・文法・スピードのどれかを確かめましょう。
よくある質問
TOEICの長文はどのPartで出ますか?
主にPart7の読解問題で出題されます。1つの文書の問題が29問、複数の文書の問題が25問です。Part6も文書を読む長文穴埋め問題です。
TOEICの長文が時間内に読み切れないときは?
Part5・6を約20分で解いてPart7に約55分を残し、設問を先に読んで答えの根拠を探す解き方を身につけましょう。あわせて音読で読むスピードを上げる練習をします。
TOEICの長文の練習は何をすればよいですか?
公式問題集のPart7を時間を計って解き、解いた文書を精読してから音読を繰り返します。数日後に時間を計って読み直し、速く読めたかを確かめましょう。

この記事の監修
KanonTOEIC 945点
テック英語 コーチ(最先端コーチングの実践者)
- TOEIC 945点
- 英検1級
アメリカ留学を経て、学生時代に既に現在の英語資格を取得。最新の教育手法と若い世代への深い理解を融合させた革新的な指導アプローチで、特に学生層からの信頼が厚い。
出典・参考