CASECとTOEICの違いは?スコア換算表と受けるべき人【2026年最新】
この記事の結論
- CASECは24時間オンラインで受けられ、約40〜50分・3,667円で結果がすぐ出る英語テストで、TOEIC L&Rは約2時間・200問・7,810円で結果は17日後です。
- CASEC公式の目安対応表では、CASEC 701〜750点がTOEIC 725〜810点、651〜700点が635〜725点にあたります。
- 換算は自己申告のTOEICスコアをもとにした目安のため、スコアを提出する予定があればTOEIC L&Rを受験します。
CASEC(キャセック)は、パソコンやスマートフォンで受けられるオンラインの英語テストです。「CASECのスコアはTOEICで何点にあたるのか」「TOEICの代わりに使えるのか」は、受験を決める前に確かめたい点です。
CASECとTOEICの違いとスコアの対応を把握すると、目的に合ったテストを選べ、受験料と時間を無駄にせずに済みます。
本記事では、CASECの公式サイトの情報をもとに、CASECの試験内容、TOEICとのスコア換算表、受け方と受験料をまとめています。さらに、換算スコアを使うときの注意点と、CASECとTOEICのどちらを受けるべきかも紹介します。
CASECとTOEICの違い【結論】

CASECとTOEICの違いは、CASECが24時間いつでもオンラインで受けられ、約40〜50分で結果が出る点です。TOEIC L&R(Listening & Reading)は約2時間・200問の試験を決まった日に会場で受け、結果は17日後に出ます。
ここでは、CASECとTOEIC L&R公開テストの違いを早見表で整理します。
項目 | CASEC | TOEIC L&R公開テスト |
|---|---|---|
運営 | 日本教育測定研究所 | IIBC(国際ビジネスコミュニケーション協会) |
試験時間 | 平均40〜50分(最大約80分) | 約2時間 |
問題数 | 60問 | 200問 |
スコア | 1,000点満点(4セクション×250点) | 10〜990点 |
受験方法 | オンラインで24時間いつでも受験できる | 決まった試験日に指定の会場で受験する |
受験料(税込) | 3,667円 | 7,810円(紙の公式認定証なしは7,700円) |
結果 | 受験後すぐに表示される | 試験日から17日後にスコアが表示される |
TOEICとの関係 | スコアレポートにTOEIC L&Rの目安スコアが表示される | 正規のスコアとして公式認定証が発行される |
※2026年10月時点・CASEC公式サイト、IIBC公式サイトより。
CASECはTOEICの目安を手早く知るためのテスト、TOEICは正規のスコアを証明するためのテストです。以下では、CASECの試験内容から順に、TOEICとの違いを具体的に解説します。
CASECの試験内容

CASECは、語彙・表現・リスニングの大意・聞き取った内容の書き取りの4セクションで英語力を測るテストです。各セクション250点で、合計1,000点満点です。
CASECは、受験者の解答に合わせて次の問題の難易度が変わる仕組みです。正解すると難しい問題が、不正解だと易しい問題が出るため、初級者から上級者までを短い時間で測れます。
ここでは、CASECの4つのセクションを整理します。
セクション | 測る力 | 問題数 | 1問の制限時間 | 形式 |
|---|---|---|---|---|
Section1 | 語彙の知識 | 16問 | 60秒 | 空所補充・4択 |
Section2 | 表現の知識 | 16問 | 90秒 | 空所補充・4択 |
Section3 | リスニングで大意をつかむ力 | 17問 | 60秒 | リスニング・4択 |
Section4 | 具体的な情報を聞き取る力 | 11問 | 120秒 | リスニング・書き取り |
※2026年10月時点・CASEC公式サイト「CASEC テスト概要」より。各セクション250点満点。
CASECには、TOEICのPart7のような長文を読む問題がありません。一方で、Section4では聞き取った英語を書き取るため、TOEICにはない書く力も求められます。
CASECとTOEICのスコア換算表

CASECのスコアは、CASEC公式の「CASEC/TOEIC目安対応表」でTOEIC L&Rのスコアに置き換えられます。たとえば、CASEC 651〜700点はTOEIC 635〜725点、CASEC 701〜750点はTOEIC 725〜810点が目安です。
ここでは、CASEC公式の目安対応表をすべて掲載します。
CASECスコア | TOEIC L&Rスコアの目安 |
|---|---|
951〜1,000点 | 990点 |
901〜950点 | 965〜985点 |
851〜900点 | 930〜965点 |
801〜850点 | 880〜930点 |
751〜800点 | 810〜880点 |
701〜750点 | 725〜810点 |
651〜700点 | 635〜725点 |
601〜650点 | 545〜635点 |
551〜600点 | 470〜545点 |
501〜550点 | 405〜465点 |
451〜500点 | 355〜405点 |
401〜450点 | 315〜355点 |
351〜400点 | 275〜315点 |
301〜350点 | 240〜275点 |
251〜300点 | 205〜240点 |
201〜250点 | 160〜205点 |
151〜200点 | 105〜160点 |
101〜150点 | 55〜105点 |
51〜100点 | 20〜55点 |
0〜50点 | 10〜20点 |
※CASEC公式サイト「TOEIC®との関係」「CASEC テスト概要」の目安対応表より(2026年10月時点で掲載のもの)。
TOEICでよく目標にされるスコアは、600点がCASEC 601〜650点、730点が701〜750点、800点が751〜800点の区分に入ります。CASEC 650点以下の区分ではTOEICの目安がCASECのスコアより低く、700点を超える区分では高くなります。
CASECの換算スコアを使うときの注意点

CASECの換算スコアは、目標設定や学習計画のための目安で、TOEICの正規のスコアの代わりにはなりません。CASEC公式サイトも、目安対応表を学習の指標として使うように案内しています。
CASECとTOEICの相関は高いものの、換算スコアには幅があります。CASEC公式の分析では、CASEC 701〜800点の受験者のうち、約50%が自己申告したTOEICのスコアは700〜850点程度に広がっていました。
CASECの換算スコアを使うときの注意点は、以下のとおりです。
- TOEICのスコアは受験者の自己申告:分析に使ったTOEICのスコアは正式な記録ではない
- 分析データは2007〜2009年のもの:19,167件のデータで、相関係数は0.84
- 測る技能が違う:CASECには長文読解がなく、TOEICには書き取りがない
- 提出先が認めるかは別:TOEICのスコアを求める提出先に、CASECの換算スコアは使えない
※CASEC公式サイト「TOEIC®との関係」より。
上記の理由から、TOEICの点数が必要な場面では、TOEIC L&Rを受験して正規のスコアを取る必要があります。CASECの換算スコアは、TOEICの受験前に今の実力をつかむために使いましょう。
CASECの受け方と受験料

CASECは、CASECの公式サイトで会員登録をして受験チケット(1枚3,667円・税込)を買い、マイページから受験する仕組みです。クレジットカードで支払うと、すぐに受験を始められます。
ここでは、個人でCASECを受験する流れを4つのステップで整理します。
- 会員登録をする:CASECの公式サイトで新規会員登録をする
- 受験チケットを買う:マイページでチケットを購入する。クレジットカード(VISA・Master・JCB)かコンビニ決済で支払う
- 受験する:マイページの「受験する」から始める。受験を始めた時点でチケットが使われる
- 結果を確認する:受験が終わるとすぐにスコアが表示され、スコアレポートを出力できる
※2026年10月時点・CASEC公式サイト「ご利用ガイド」より。
コンビニ決済は、支払いの確認からチケットが届くまで1〜数日かかります。受験にはWindows・Mac・iOS/iPadOS・Chromebookのいずれかの端末が必要です。申し込む前に、公式サイトの動作環境チェックで端末を確かめてください。
CASECは履歴書・就活で使えるか

CASECのスコアは、スコアレポートを印刷して履歴書に添付でき、英語力を伝える材料として使えます。CASEC公式サイトでは、企業の採用試験や人材育成、大学のクラス分けや入試などで使われていると紹介しています。
ただし、応募先がTOEIC L&Rのスコアを指定している場合は、CASECのスコアでは代わりになりません。CASECを書く前に、応募先や提出先が認める英語テストを募集要項で確認しましょう。
CASECとTOEICが使われる主な場面は、以下のとおりです。
場面 | CASEC | TOEIC L&R |
|---|---|---|
履歴書の資格欄 | 提出先が認めていれば書ける | スコアを書ける。公式認定証で証明できる |
企業の採用・昇進の基準 | CASECを導入している企業で使われる | スコアの基準を設けている企業で使われる |
大学のクラス分け・入試 | CASECを導入している大学で使われる | 大学によって、IPテストや公開テストのスコアが使われる |
※CASEC公式サイト、IIBC公式サイトより当社が整理。
TOEICのスコアを履歴書に書く際の基準は、TOEICは履歴書に何点から書ける?で解説しています。
CASECとTOEICはどちらを受けるべきか

CASECとTOEICのどちらを受けるかは、正規のスコアが必要か、今の実力を手早く知りたいかで決まります。就活・転職・昇進などでスコアを提出する予定があるなら、TOEIC L&Rを受けます。
ここでは、目的別にどちらのテストを受けるべきかを整理します。
目的 | 受けるテスト | 理由 |
|---|---|---|
就活・転職・昇進でスコアを提出したい | TOEIC L&R | 提出先が求めるのはTOEICの正規のスコアのことが多いため |
会社や大学からCASECを指定された | CASEC | 提出先が求めるテストを受ける必要があるため |
TOEICの受験前に今の実力を知りたい | CASEC | 約40〜50分で、TOEICの目安スコアがすぐ分かるため |
勉強の成果を短い間隔で確かめたい | CASEC | 24時間いつでも受けられ、受験料が3,667円のため |
TOEICの形式に慣れたい | TOEIC L&R(公式問題集) | CASECには長文読解がなく、問題の形式も違うため |
※当社の目安です。
TOEICの実力を本番に近い形で確かめるなら、公式問題集を時間を計って解く方法もあります。方法ごとの正確さの違いは、TOEICのレベルチェックの方法で紹介しています。
CASECで分かった目安スコアから目標のTOEICスコアまでの差が大きい場合は、学習計画を立て直すことが重要です。独学で計画どおりに進められない方は、学習を管理するコーチングも選択肢になります。コーチングが自分に合うかは、英語コーチングは意味ない?で判断できます。
まとめ
CASECとTOEICの違いの要点は、以下のとおりです。
- CASECは24時間オンラインで受けられ、約40〜50分・3,667円で結果がすぐ出る英語テスト
- CASEC公式の目安対応表では、CASEC 701〜750点がTOEIC 725〜810点にあたる
- 換算スコアは自己申告のTOEICスコアをもとにした目安で、正規のTOEICスコアの代わりにはならない
- スコアを提出する予定があればTOEIC L&R、実力を手早く知りたいならCASECを選ぶ
まずは提出先が求める英語テストを確かめ、TOEICのスコアが必要ならTOEIC L&Rの受験日を決めましょう。各スコアのレベルはTOEICの点数別レベルで確認できます。
よくある質問
CASECのスコアはTOEICで何点にあたりますか?
CASEC公式の目安対応表では、CASEC 601〜650点がTOEIC 545〜635点、701〜750点が725〜810点、751〜800点が810〜880点にあたります。自己申告のTOEICスコアをもとにした目安です。
CASECの受験料はいくらですか?
個人で受ける場合、CASECの受験料はチケット1枚3,667円(税込)です。クレジットカードかコンビニ決済で支払います。
CASECはTOEICの代わりに履歴書に書けますか?
CASECのスコアレポートは印刷して履歴書に添付できますが、応募先がTOEIC L&Rのスコアを指定している場合は代わりになりません。応募先が認める英語テストを募集要項で確認しましょう。
CASECの試験時間はどのくらいですか?
CASECの試験時間は平均40〜50分、最大で約80分です。60問を4つのセクションに分けて解きます。

この記事の監修
RyoyaTOEIC 980点
テック英語 コーチ(英語コーチングのパイオニア)
- TOEIC 980点
- 英検1級
- IELTS 7.0
オーストラリア在住の日本人英語教育者。多岐にわたる英語資格のコーチングを経験。豊富な指導経験を基に、年齢や背景を問わず、あらゆる学習者のコーチングを得意とする。
出典・参考