TOEICとIELTSの換算表|CEFRで比べたスコアの目安と違い【2026年最新】
この記事の結論
- TOEICとIELTSを直接換算する公式の表はなく、CEFRを使うと同じレベルにあたるスコアの目安を比べられます。
- CEFRのB2はTOEIC L&R 785〜940点とIELTS 5.5〜6.5、C1はTOEIC 945点以上とIELTS 7.0〜7.5が目安です。
- TOEIC L&Rは聞く・読むの2技能で就職向け、IELTSは4技能で留学・移住向けのため、提出先の条件で受けるテストを選びます。
TOEIC L&R(Listening & Reading)とIELTSは、どちらも英語力を示すテストですが、目的も形式も大きく違います。「TOEICの点数はIELTSで何点くらいか」「留学や就職にはどちらを受けるべきか」は、受けるテストを決める前に知っておきたい点です。
TOEICとIELTSの関係と違いを把握すると、手持ちのスコアで出願や応募の条件を満たせるかを判断でき、受けるテストを迷わずに選べます。
本記事では、ETSとIIBC(国際ビジネスコミュニケーション協会)の公式資料をもとに、CEFRを使ったTOEICとIELTSのスコアの対応と、2つのテストの違いをまとめています。さらに、目的別の選び方と、換算するときの注意点も紹介します。
TOEICとIELTSの換算の結論:CEFRで比べた早見表

TOEICとIELTSのスコアは、国際的な英語力の基準であるCEFRを使うと、同じレベルにあたるスコアの目安を比べられます。2つのテストを直接換算する公式の表は公開されていません。
ここでは、CEFRのレベルごとに、TOEIC L&RとIELTSのスコアの目安を整理します。
CEFR | TOEIC L&R | IELTS |
|---|---|---|
C2 | 設定なし(N/A) | 8.0〜9.0 |
C1 | 945点以上(L490・R455以上) | 7.0〜7.5 |
B2 | 785〜940点(L400・R385以上) | 5.5〜6.5 |
B1 | 550〜780点(L275・R275以上) | 5.0 |
A2 | 225〜545点(L110・R115以上) | 4.0〜4.5 |
※TOEIC L&RはIIBC「TOEIC TestsスコアのCEFRレベルマッピング方法について」、IELTSはETS「A banded score scale for the TOEFL iBT test」(2026年4月)がIELTSの公式サイトの記載をもとに整理した対応より。TOEICの合計点の範囲は、ListeningとReadingそれぞれの最低スコアの合計から当社が算出しました。
上の表は、同じCEFRレベルにあたるスコアの目安で、点数を1点単位で置き換えるものではありません。以下では、直接の換算表がない理由から順に、TOEICとIELTSのスコアの見方を具体的に解説します。
TOEICとIELTSを直接換算する公式の表はない

TOEICとIELTSは、運営する団体も、測る技能も違うため、点数をそのまま置き換える公式の換算表はありません。インターネット上の換算表がサイトごとに少しずつ違うのは、各サイトが独自にCEFRなどを使って作っているためです。
ここでは、TOEICとIELTSを比べるときに知っておきたい点を整理します。
- 運営する団体が違う:TOEICはETSが開発し、IELTSはブリティッシュ・カウンシルなどが共同で運営する
- 測る技能が違う:TOEIC L&Rは聞く・読むの2技能、IELTSは聞く・読む・書く・話すの4技能
- 比べるならCEFRを使う:どちらもCEFRとの対応が公開されているため、レベルの目安を比べられる
上記のため、TOEICのスコアでIELTSの出願条件を満たせるかを判断することはできません。留学先がIELTSのスコアを求めている場合は、IELTSを受験する必要があります。
TOEICとIELTSの違い

TOEICとIELTSの最も大きな違いは、TOEICが職場や日常で英語を使う力を測るのに対し、IELTSは留学や海外移住などで英語を使う力を測る点です。測る技能やスコアの表し方も違います。
ここでは、TOEIC L&RとIELTSを主な項目で比較します。
項目 | TOEIC L&R | IELTS |
|---|---|---|
測る技能 | 聞く・読む | 聞く・読む・書く・話す |
主な用途 | 就職・転職・昇進など企業での評価 | 海外の大学・大学院への留学、海外移住など |
スコア | 10〜990点(5点刻み) | 1.0〜9.0のバンドスコア(0.5刻み) |
話す力の試験 | なし(S&Wは別のテスト) | 試験官との面接形式 |
日本での受験料 | 7,810円(税込) | 実施団体の公式サイトで確認 |
※2026年10月時点・IIBC公式サイトなどより。IELTSの受験料と日程は、日本の実施団体の公式サイトで最新情報を確認してください。
TOEICは日本の企業で広く使われている一方、IELTSは英国やオーストラリアなどへの留学や移住で使われることが多いテストです。どちらのスコアが必要かは、提出先の条件で決まります。
目的別:TOEICとIELTSのどちらを受けるべきか

TOEICとIELTSのどちらを受けるかは、スコアを提出する先と目的で決めるのが基本です。同じ英語力でも、提出先が求めていないテストのスコアは評価されないことがあります。
ここでは、目的別に受けるテストの目安を整理します。
目的 | 受けるテストの目安 | 確認すること |
|---|---|---|
就活・転職・昇進 | TOEIC L&R | 応募先や社内で求められる点数 |
海外の大学・大学院への留学 | IELTS、またはTOEFL iBT | 出願先が受け付けるテストと、求めるスコア |
海外移住・就労ビザ | IELTS(国や制度による) | 移住先の国が指定するテストの種類 |
話す・書く力も証明したい | IELTS、またはTOEIC S&W | 4技能のスコアを求められているか |
※当社の目安です。最終的には、提出先の募集要項を確認してください。
TOEFLとの比べ方はTOEICとTOEFLの換算表で、英検との比べ方は英検とTOEICの換算表で解説しています。
TOEICのスコアからIELTSの目安を考えるときの注意点

TOEICのスコアからIELTSの目安を考える際は、CEFRの対応はあくまでレベルの目安で、IELTSで同じレベルのスコアが取れることを示すものではない点に注意が必要です。特に、書く・話す力はTOEIC L&Rでは測れません。
TOEICのスコアをもとにIELTSの準備を考えるときの注意点は、以下のとおりです。
- 書く・話す力はTOEICで測れない:IELTSのWritingとSpeakingは、TOEIC L&Rのスコアから予測できない
- 問題の場面が違う:IELTSは学術的な文章や日常生活の場面が中心で、ビジネスの場面が中心のTOEICとは出る語彙が違う
- 同じ人でもレベルがずれることがある:聞く・読むが得意な方は、TOEICのほうが高いCEFRレベルになりやすい
TOEICでB2(785点以上)にあたるスコアがあっても、IELTSの出願条件を満たせるかは、IELTSを受験して確かめる必要があります。TOEICのスコアごとの英語力の目安は、TOEICの点数とレベルの目安一覧で確認できます。
まとめ
TOEICとIELTSの換算と違いの要点は、以下のとおりです。
- TOEICとIELTSを直接換算する公式の表はなく、CEFRを使うと同じレベルにあたるスコアの目安を比べられる
- CEFRのB2はTOEIC 785〜940点、IELTS 5.5〜6.5、C1はTOEIC 945点以上とIELTS 7.0〜7.5が目安
- TOEIC L&Rは聞く・読むの2技能、IELTSは4技能で、用途も就職と留学・移住で違う
- どちらを受けるかは提出先の条件で決め、TOEICのスコアでIELTSの条件を判断しない
まずは提出先の募集要項を確認し、必要なテストと目標スコアを決めましょう。
よくある質問
TOEIC800点はIELTSで何点くらいですか?
TOEIC 800点はCEFRのB2にあたり、IELTSでB2にあたるのは5.5〜6.5が目安です。ただし、IELTSは書く・話す力も測るため、同じレベルのスコアが取れるとは限りません。
IELTS6.5はTOEICで何点くらいですか?
IELTS 6.5はCEFRのB2にあたり、TOEIC L&RでB2にあたるのは785〜940点が目安です。測る技能が違うため、レベルの目安として考えましょう。
TOEICとIELTSの換算表がサイトごとに違うのはなぜですか?
2つのテストを直接換算する公式の表がなく、各サイトがCEFRなどを使って独自に作っているためです。比べるときは、各テストとCEFRとの公式の対応を使いましょう。

この記事の監修
RyoyaTOEIC 980点
テック英語 コーチ(英語コーチングのパイオニア)
- TOEIC 980点
- 英検1級
- IELTS 7.0
オーストラリア在住の日本人英語教育者。多岐にわたる英語資格のコーチングを経験。豊富な指導経験を基に、年齢や背景を問わず、あらゆる学習者のコーチングを得意とする。
出典・参考