英検とTOEICの換算表|準1級・2級は何点?CEFRで比べる級別の目安【2026年最新】
この記事の結論
- 英検とTOEICを直接換算する公式の表はなく、CEFRで比べると英検1級はTOEIC945点以上、準1級は785点以上、2級は550点以上、準2級は225点以上のレベルです。
- 英検のCEFRは各級の合格基準スコア(4技能総合)から、TOEICのCEFRはListeningとReadingそれぞれの最低スコアから決まります。
- 英検は4技能を合否で、TOEIC L&Rは2技能をスコアで測るため、入試なら英検、就活・転職・昇進ならTOEIC L&Rが目安です。
英検とTOEIC L&R(Listening & Reading)は、どちらも日本で受験者の多い英語試験ですが、測る技能も結果の出し方も違います。「英検準1級はTOEICで何点か」「TOEIC600点は英検何級か」を知りたくても、2つの試験を直接換算する公式の表はありません。
2つの試験を共通の物差しであるCEFRで比べると、英検の級とTOEICのスコアの対応を、根拠を持って判断できます。
本記事では、日本英語検定協会とIIBC(国際ビジネスコミュニケーション協会)がそれぞれ公表しているCEFRとの対応をもとに、英検とTOEICの換算表・級別のTOEICスコアの目安・2つの試験の違いをまとめています。さらに、目的別にどちらを受けるべきかも紹介します。
英検とTOEICの換算表【結論】

英検とTOEICをCEFRで比べると、英検1級はTOEIC945点以上、準1級は785点以上、2級は550点以上のレベルにあたります。英検は各級の合格基準スコアから、TOEICはListeningとReadingの最低スコアから、それぞれCEFRレベルが決まります。
ここでは、英検の級とTOEICのスコアの対応を、CEFRを通して1枚の表で整理します。
英検の級 | 合格基準スコアのCEFR | 同じCEFRにあたるTOEIC L&Rのスコア |
|---|---|---|
1級 | C1 | 945点以上(L490・R455以上) |
準1級 | B2 | 785〜940点(L400・R385以上) |
2級 | B1 | 550〜780点(L275・R275以上) |
準2級プラス・準2級 | A2 | 225〜545点(L110・R115以上) |
3級 | A1 | 120〜220点(L60・R60以上) |
※日本英語検定協会「英検CSEスコアとは」(各級の合格基準スコアとCEFR算出範囲)、IIBC「TOEIC TestsスコアのCEFRレベルマッピング方法について」をもとに当社が作成(2026年10月時点)。英検のCEFRは、一次試験と二次試験の合格基準スコアの合計(4技能総合)から算出。TOEICのスコア範囲は、各CEFRの最低スコアの合計から、1つ上のレベルの最低スコアの手前までとしたもの。
上記の表は、2つの試験を同じCEFRで比べた目安です。点数と級を1対1で換算する公式の表ではない点に注意しましょう。以下では、換算の考え方から順に、級別の目安を具体的に解説します。
英検とTOEICは直接換算できない

英検とTOEICは、測る技能・結果の出し方・問題の内容が違うため、公式に直接換算する表はありません。そのため、2つの試験を比べるときは、どちらの試験も対応を公表しているCEFRを使います。
ここでは、換算に使うCEFRと、換算するときの注意点を整理します。
- CEFRとは:外国語の熟達度をA1〜C2の6段階で示す国際的な指標。英検とTOEICの運営団体がそれぞれ、自分の試験とCEFRの対応を公表している
- 測る技能が違う:英検は読む・聞く・書く・話すの4技能、TOEIC L&Rは読む・聞くの2技能
- 結果の出し方が違う:英検は級ごとの合否、TOEICは10〜990点のスコア
同じCEFRのレベルでも、英検で測る書く・話す力まで、TOEIC L&Rで同じとは限りません。CEFRでの比較は、読む・聞く力のおおよそのレベルをそろえて比べる目安として使いましょう。
TOEICのスコアとCEFRの対応は、TOEICとCEFRの対応で詳しく解説しています。
英検の級別のTOEICスコアの目安

英検の級別のTOEICスコアの目安は、その級の合格基準スコアで算出されるCEFRと、TOEICの同じCEFRの範囲で考えます。英検の合格者は合格基準スコア以上を取っているため、合格した級のCEFR以上の英語力があると判断できます。
ここでは、英検の級ごとに、TOEICスコアの目安を紹介します。
英検1級のTOEICスコアの目安
英検1級は、CEFRのC1にあたり、TOEICでは945点以上のレベルです。英検1級の合格基準スコアは、一次試験2028点と二次試験602点の合計2630点で、C1の基準(4技能総合2600点以上)を超えています。
TOEICのC1は、Listening 490点・Reading 455点以上で、合計945点以上です。2025年度の公開テストで895点以上を取った人は受験者の4.3%で、英検1級はTOEICの受験者の中でも上位数%の英語力にあたります。
英検準1級のTOEICスコアの目安
英検準1級は、CEFRのB2にあたり、TOEICでは785〜940点のレベルです。英検準1級の合格基準スコアは、一次試験1792点と二次試験512点の合計2304点で、B2の基準(4技能総合2300点以上)を超えています。
TOEICのB2は、Listening 400点・Reading 385点以上で、合計785点以上です。IIBCの相関表では730点以上がレベルBにあたり、英検準1級はTOEICで英語を使う仕事で評価されやすい800点前後のレベルと考えられます。
英検2級のTOEICスコアの目安
英検2級は、CEFRのB1にあたり、TOEICでは550〜780点のレベルです。英検2級の合格基準スコアは、一次試験1520点と二次試験460点の合計1980点で、B1の基準(4技能総合1950点以上)を超えています。
TOEICのB1は、Listening 275点・Reading 275点以上で、合計550点以上です。2025年度の公開テストの平均は616点のため、英検2級はTOEICの平均前後のレベルにあたります。
英検準2級プラス・準2級のTOEICスコアの目安
英検準2級プラスと準2級は、CEFRのA2にあたり、TOEICでは225〜545点のレベルです。準2級の合格基準スコアは合計1728点、2025年度に新設された準2級プラスは合計1829点で、どちらもA2の基準(4技能総合1700点以上)を超えています。
TOEICのA2は、Listening 110点・Reading 115点以上で、合計225点以上です。TOEICの初心者が最初に目指す400〜500点前後は、英検では準2級から2級の間にあたります。
英検3級のTOEICスコアの目安
英検3級は、CEFRのA1にあたり、TOEICでは120〜220点のレベルです。英検3級の合格基準スコアは、一次試験1103点と二次試験353点の合計1456点で、A1の基準(4技能総合1400点以上)を超えています。
TOEICのA1は、Listening 60点・Reading 60点以上で、合計120点以上です。英検4級・5級は、CEFRを算出する範囲の外とされています。
TOEICのスコア別に見た英検の級の目安

TOEICのスコアから英検の級を考える場合は、ListeningとReadingの両方が、そのCEFRの最低スコアを超えているかを確認します。TOEICのCEFRはセクションごとに決まるため、合計点が同じでも、どちらかが低いと1つ下のレベルになります。
ここでは、TOEICのスコア別に、英検の級の目安を整理します。
TOEICのスコア | CEFR | 英検の級の目安 |
|---|---|---|
945点以上 | C1 | 1級 |
800点・900点前後 | B2 | 準1級 |
600点・700点前後 | B1 | 2級 |
300〜500点前後 | A2 | 準2級・準2級プラス |
200点前後 | A1 | 3級 |
※ListeningとReadingの両方がそのCEFRの最低スコアを超えている場合の目安です。
たとえば、TOEIC600点でも、Reading 250点・Listening 350点ならReadingはA2にあたり、英検2級の読む力には届いていない可能性があります。TOEICのスコア別のレベルは、TOEICの点数とレベルの目安一覧で詳しく解説しています。
英検とTOEICの違い

英検とTOEICの大きな違いは、英検が4技能を級ごとの合否で測り、TOEIC L&Rが2技能をスコアで測ることです。問題の内容も、英検は社会問題や学校生活、TOEICはビジネスや日常生活の場面が中心です。
ここでは、英検とTOEIC L&Rの違いを比較します。
項目 | 英検 | TOEIC L&R |
|---|---|---|
測る技能 | 読む・聞く・書く・話す(3級以上は二次試験で面接) | 読む・聞く |
結果 | 級ごとの合否(英検CSEスコアも表示) | 10〜990点のスコア |
問題の場面 | 社会問題・学校生活・日常生活など | ビジネス・日常生活 |
主な活用先 | 中学・高校・大学の入試、学校での評価 | 就職・転職・昇進など企業での評価 |
運営 | 日本英語検定協会 | IIBC(問題の開発はETS) |
※日本英語検定協会・IIBCの公式サイトより(2026年10月時点)。
TOEICのスコアについて、ETSは2年を目安としており、2年を超えたスコアを認めるかは提出先によって違います。英語力を示したい相手がどちらの試験を重視するかを確認してから、受ける試験を選びましょう。
英検とTOEICはどちらが難しい?

英検とTOEICのどちらが難しいかは、どの級・どの点数と比べるかと、得意な技能によって変わります。CEFRで同じレベルにあたる級と点数なら、求められる読む・聞く力はおおよそ同じです。
ここでは、難しさの感じ方が分かれるポイントを整理します。
- 書く・話すが苦手な方:英検はライティングと面接があるため、TOEIC L&Rより難しく感じやすい
- 長い英文を速く読むのが苦手な方:TOEICはリーディング75分で100問を解く必要があり、時間の面で難しく感じやすい
- ビジネスの語彙に慣れていない方:TOEICは請求書・会議・出張などの場面が多く、学生には語彙のなじみが薄いことがある
難しさを比べるより、目的に合う試験を選び、その試験の形式に合わせて対策するほうが、スコアや合格につながります。
目的別に英検とTOEICのどちらを受けるべきか

英検とTOEICのどちらを受けるべきかは、英語力を示す相手が、どちらの試験を評価に使っているかで決まります。
ここでは、目的別に受けるべき試験の目安を整理します。
目的 | 受けるべき試験 | 理由 |
|---|---|---|
高校・大学の入試 | 英検 | 英検の級やCSEスコアを入試で活用する学校がある |
就活 | TOEIC L&R | 企業が新卒採用で参考にするスコアの平均は555点で、スコアで英語力を示せる |
転職・昇進 | TOEIC L&R | 社内の基準や求人の条件が、TOEICのスコアで示されることがある |
話す・書く力も示したい | 英検、またはTOEIC S&W | TOEIC L&Rは聞く・読む力だけを測る |
※企業の参考スコアはIIBC「英語活用実態調査2022」より。
大学生で、入試で取った英検の級を就活でも示したい場合は、同じCEFRにあたるTOEICのスコアも取っておくと、企業に伝わりやすくなります。就活で求められるTOEICの目安は、TOEICは就活で何点から有利?、転職での目安はTOEICは転職で何点から有利?で解説しています。
英検の取得者がTOEICのスコアを伸ばす方法

英検を持っている方がTOEICのスコアを伸ばすには、英語力そのものより、TOEICの形式と時間配分に慣れることが近道です。英検で身につけた語彙と文法は、TOEICでもそのまま使えます。
ここでは、英検の取得者がTOEICで意識したいポイントを紹介します。
- ビジネスの語彙を補う:請求書・出荷・会議など、TOEICによく出るビジネスの単語を単語帳で覚える
- リーディングの時間配分を決める:Part5・6を約20分で終え、Part7に約55分を残す
- リスニングの先読みに慣れる:Part3・4は設問を先に読んでから音声を聞く
- 公式問題集で形式を確認する:本番と同じ2時間で解き、Partごとの形式に慣れる
時間配分の詳しい目安は、TOEICの時間配分で解説しています。TOEICの勉強法の全体像は、TOEICの勉強法を参考にしてください。
まとめ
英検とTOEICの換算の要点は、以下のとおりです。
- 英検とTOEICを直接換算する公式の表はなく、CEFRを共通の物差しにして比べる
- CEFRで比べると、英検1級はTOEIC945点以上、準1級は785点以上、2級は550点以上、準2級は225点以上のレベル
- 英検は4技能を合否で、TOEIC L&Rは2技能をスコアで測るため、同じCEFRでも書く・話す力まで同じとは限らない
- 入試なら英検、就活・転職・昇進ならTOEIC L&Rが目安
まずは英語力を示す相手がどちらの試験を評価に使うかを確認し、目的に合う試験の目標を決めましょう。
よくある質問
英検準1級はTOEICで何点ですか?
CEFRで比べると、英検準1級の合格基準スコアはB2にあたり、TOEIC L&Rでは785点以上(Listening 400点・Reading 385点以上)のレベルです。公式に直接換算する表はないため、目安として使いましょう。
英検2級はTOEICで何点ですか?
英検2級の合格基準スコアはCEFRのB1にあたり、TOEIC L&Rでは550点以上(Listening 275点・Reading 275点以上)のレベルです。2025年度のTOEIC公開テストの平均616点前後にあたります。
TOEIC600点は英検何級くらいですか?
ListeningとReadingがどちらも275点以上なら、TOEIC600点はCEFRのB1にあたり、英検2級のレベルです。どちらかのセクションが275点未満の場合は、A2(英検準2級のレベル)にとどまります。
英検とTOEICはどちらを受けるべきですか?
高校・大学の入試で使うなら英検、就活・転職・昇進で使うならTOEIC L&Rが目安です。話す・書く力も示したい場合は、英検か、TOEIC S&Wを組み合わせます。

この記事の監修
RyoyaTOEIC 980点
テック英語 コーチ(英語コーチングのパイオニア)
- TOEIC 980点
- 英検1級
- IELTS 7.0
オーストラリア在住の日本人英語教育者。多岐にわたる英語資格のコーチングを経験。豊富な指導経験を基に、年齢や背景を問わず、あらゆる学習者のコーチングを得意とする。
出典・参考