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就活・転職・昇進

TOEICは就活で何点から有利?企業が求めるスコアと受験時期【2026年最新】

この記事の結論

  • TOEICは就活では600点以上が評価されやすい目安で、IIBCの調査では新卒採用でスコアを参考にする企業の平均は555点、大学生の平均点は601点です。
  • 英語を使う業界・職種ほど求められるスコアは高く、総合商社や海外展開している企業では730点以上、外資系では860点以上が目安になります。
  • TOEICの結果は試験日から17日後に出るため、エントリーシートを出す1〜2ヶ月前までに受験し、複数回の受験を前提に計画しましょう。

「就活でTOEICは何点あれば有利になるのか」「いつまでに受ければ間に合うのか」と悩む就活生は多いはずです。TOEIC L&R(Listening & Reading)は合否のない試験のため、何点から評価されるのかが分かりにくい試験でもあります。

企業が参考にしているスコアと大学生の平均点を把握すると、自分の目標点と受験のスケジュールを迷わず決められます。

本記事では、TOEICを運営するIIBC(国際ビジネスコミュニケーション協会)の公式データをもとに、就活で有利になるTOEICの点数、業界・職種別の目安、受験の時期、スコアが低い場合の対処法を解説します。

TOEICは就活で何点から有利?【結論】

TOEICは、就活では600点以上が評価されやすい目安です。IIBCの調査では、新卒採用でTOEICのスコアを要件・参考にしている企業の平均は555点で、大学生の平均点は601点です。

ここでは、就活でのTOEICの点数の目安を早見表で整理します。

スコア

就活での位置づけ

860点以上

英語力の高さを強くアピールできる。外資系や英語を使う職種でも評価されやすい

730〜855点

英語を使う職種や海外展開している企業でアピールしやすい

600〜725点

大学生の平均(601点)を上回り、多くの企業で評価されやすい

550〜595点

新卒採用で企業が参考にする平均(555点)前後

550点未満

英語力のアピールにはなりにくい。応募先によっては書かない選択もある

※企業の参考スコアはIIBC「英語活用実態調査2022」、大学生の平均点はIIBC「TOEIC Program DATA & ANALYSIS 2026」(2025年度・公開テスト)より。

ただし、求められるスコアは業界・企業・職種によって大きく異なります。志望する企業の募集要項を確認し、目標点を決めましょう。

TOEICが就活で評価される理由

TOEICが就活で評価されるのは、英語力を数字で客観的に示せるからです。合否ではなく10〜990点のスコアで結果が出るため、応募者の英語力を同じ基準で比べられます。

ここでは、TOEICが就活で評価される主な理由を紹介します。

  • 英語力を数字で証明できる:面接で話すよりも、スコアのほうが英語力を短時間で伝えられる
  • 入社後も使われる:IIBCの調査では、昇進・昇格や海外赴任者の選抜でもTOEICのスコアが参考にされている
  • 努力と継続のアピールになる:スコアを上げた過程を、計画性や継続力のエピソードとして話せる

英語を使わない職種でも、スコアがあることで「入社後に英語が必要になっても対応できる」という評価につながる場合があります。

企業が採用で参考にするTOEICスコア【公式データ】

IIBCの「英語活用実態調査2022」によると、新卒採用でTOEIC L&Rのスコアを要件・参考にしている企業の平均は555点です。新入社員に期待するスコアの平均は550点でした。

ここでは、企業が採用や昇進で参考にしているスコアを整理します。

場面

要件・参考とするスコア(平均)

新卒採用

555点

英語を使用する部署の中途採用

670点

昇進・昇格(課長)

560点

海外出張者の選抜

610点

海外赴任者の選抜

645点

※IIBC「英語活用実態調査2022(企業・団体)」より。TOEIC Programを活用している上場企業のうち回答した220社が対象で、新卒採用の平均は34社の回答から算出。

この調査は、TOEICを活用している企業を対象にしています。英語をほとんど使わない企業も含めた全体の平均ではない点に注意しましょう。

大学生のTOEIC平均点

2025年度のTOEIC L&R公開テストで、大学生の平均点は601点、大学院生は642点です。学年が上がるほど平均点は高くなり、大学4年生の平均は614点でした。

ここでは、大学生の平均点を学年別・専攻別に整理します。

学年

平均点

受験者数

大学1年

557点

33,391人

大学2年

589点

53,437人

大学3年

602点

129,998人

大学4年

614点

104,022人

専攻

平均点

社会・法学系

627点

会計学・ビジネス・経済学など

612点

文系(教育・言語・文学など)

611点

保健・医療

594点

科学(数学・物理学・コンピュータ・サイエンスなど)

581点

工学・建築

562点

※IIBC「TOEIC Program DATA & ANALYSIS 2026」(2025年度・公開テスト)より。専攻別は大学・短大・専門学校・高専の在学者のうち専攻を回答した受験者のデータ。

公開テストを受ける大学生は、英語の学習に積極的な人が多いと考えられます。大学で実施するIPテストの大学生の平均は466点で、公開テストより低くなっています。

社会人や職種別の平均点は、TOEICの平均点で詳しく紹介しています。

業界・職種別に就活で求められるTOEICスコアの目安

就活で求められるTOEICのスコアは、英語を使う頻度が高い業界・職種ほど高くなります。業界別の公式データはないため、ここでは上位の就活サイトや企業の募集要項で多く見られる目安を整理します。

業界・職種

目安のスコア

外資系企業、海外営業、通訳・翻訳など英語を日常的に使う職種

860点以上

総合商社、海外展開しているメーカー、航空、英語を使う職種

730点以上

大手企業全般、人気業界

600点以上

国内事業が中心の企業

スコアの要件がないことも多い(あれば評価されやすい)

※上記は目安で、同じ業界でも企業や職種によって異なります。応募資格に「TOEIC○点以上」と明記している企業もあるため、志望企業の募集要項で確認しましょう。

募集要項に点数の記載がない企業でも、エントリーシートでスコアの記入を求められることがあります。

外資系・英語を日常的に使う職種:860点以上

外資系企業や海外営業など、入社直後から英語で仕事をする職種では、860点以上が目安になります。

IIBCの相関表では、860点以上は「Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる」レベルです。英語での会議やメールが日常になる職種では、英語力そのものが選考の重要な基準になります。スコアに加えて、英語の面接を実施する企業もあります。

総合商社・海外展開している企業:730点以上

総合商社やメーカーの海外部門など、英語を使う機会が多い企業では730点以上がひとつの目安です。

IIBCの調査では、英語を使う部署の中途採用で参考にするスコアの平均は670点、海外赴任者の選抜では645点でした。新卒でも、入社後の海外勤務を見据えて730点以上あると評価されやすくなります。

大手企業・人気業界:600点以上

大手企業や人気業界では、大学生の平均(601点)を上回る600点以上があると、英語力を評価されやすくなります。

応募者の多い企業では、スコアが英語力の比較材料のひとつになるためです。英語の要件がない企業でも、600点以上あればエントリーシートに書いてアピールできます。

TOEICのスコア別に見た就活での評価

TOEICのスコアは、IIBCが公表している「スコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表」で、英語でどの程度のことができるかの目安が示されています。

ここでは、相関表のレベルと就活での評価の目安を整理します。

レベル

スコア

英語力の目安(IIBC)

A

860点以上

Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる

B

730〜855点

どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている

C

470〜725点

日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では業務上のコミュニケーションができる

D

220〜465点

通常会話で最低限のコミュニケーションができる

E

215点以下

コミュニケーションができるまでに至っていない

※IIBC「TOEICスコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表」より。

就活で英語力をアピールするなら、レベルCの上の方からレベルB(600〜730点以上)を目指すと、多くの企業で評価されやすくなります。

就活のためにTOEICはいつまでに受けるべきか

就活でTOEICのスコアを使うなら、エントリーシートを出す時期の1〜2ヶ月前までに受験しておくと安心です。TOEICの結果は、試験日から17日後にインターネットで表示されるためです。

ここでは、結果が出るまでの日数と、受験の目安を整理します。

時期

内容

試験日から17日後

インターネットでスコアを表示

試験日から19日後

デジタル公式認定証を発行

試験日から30日以内

紙の公式認定証を発送(申し込み時に希望した方のみ)

※IIBC公式サイトより。日米の祝日の影響で遅れる場合があります。

【受験の目安】

  • 夏のインターンシップの選考に使う:大学3年の春までに受験する
  • 本選考のエントリーシートに使う:大学3年の冬までに受験し、目標点に届かなければもう1回受ける
  • スコアを上げてから使いたい:2〜3回受験できるよう、大学3年の夏ごろから計画を立てる

スコアは1回で目標に届くとは限りません。複数回の受験を前提に、早めに1回目を受けておきましょう。

TOEICは就活で意味ないと言われる理由

「TOEICは就活で意味ない」と言われるのは、英語を使わない企業ではスコアが選考に影響しにくく、スコアと話す力が一致しないこともあるためです。ただし、TOEICを参考にする企業も多く、意味がないわけではありません。

ここでは、意味ないと言われる理由と実際のところを整理します。

言われる理由

実際のところ

英語を使わない企業では評価されない

国内事業中心の企業では影響が小さいが、入社後の昇進や異動で求められることがある

TOEIC L&Rは話す力を測らない

L&Rは聞く・読む力の試験。話す力を示したい場合はTOEIC S&Wなどを組み合わせる

低いスコアだと逆効果

応募先の目安より低い場合は、書かない選択もできる

英語より専門知識や人柄が重視される

選考の中心は企業ごとに異なる。英語力は判断材料のひとつと考える

志望企業が英語力をどの程度重視しているかを確認し、必要な分だけ対策に時間をかけましょう。

TOEICのスコアを就活の自己PRに活かす方法

TOEICは、スコアだけでなく、スコアを上げた過程を伝えると自己PRで評価されやすくなります。企業は英語力に加えて、目標に向けて計画的に努力できる人かを見ているためです。

ここでは、自己PRに活かすポイントを紹介します。

  1. 目標と結果を数字で示す:「3ヶ月で550点から700点に上げた」など
  2. 工夫した点を具体的に話す:苦手なPartの分析、毎日の学習時間の確保の方法など
  3. 仕事にどう活かすかを結びつける:入社後に英語を使ってやりたいことと結びつける

点数が高くなくても、短期間で大きく伸ばした経験は、継続力や改善力のアピールになります。

【自己PRの例文】

私の強みは、目標から逆算して計画を立て、やり切る力です。大学3年の春にTOEICを受けたところ550点で、志望業界で求められる700点に届いていませんでした。そこで、模試の結果からReadingの時間不足が課題だと分析し、通学時間に単語、夜に1時間の長文演習を続けました。その結果、3ヶ月後の試験で700点を取得しました。入社後も、目標から逆算して行動し、成果につなげます。

※例文は書き方の参考です。自分の実際の経験と数字に置き換えて使いましょう。

TOEICの点数が低い・受けていない場合の就活での対処法

TOEICの点数が低い場合や受けていない場合でも、応募先の要件を満たしていれば就活で不利になるとは限りません。

ここでは、状況別の対処法を整理します。

状況

対処法

スコアが応募先の目安より低い

スコアは書かず、ほかの強みを中心にアピールする。英語の要件がある企業なら、次の試験で目標点を目指す

TOEICを受けていない

英語の要件がない企業なら、無理に受験しなくてもよい。要件がある企業を受けるなら、早めに受験日を決める

大学で受けたIPテストのスコアしかない

履歴書には「TOEIC L&R IPテスト」と明記する。公開テストのスコアを求める企業もあるため、募集要項を確認する

スコアが2年以上前のもの

ETSはスコアの有効期限を2年と設定している(IIBCより)。2年を超えるスコアを認めるかは応募先によるため確認し、必要なら受け直す

英語力のアピールにこだわりすぎず、志望企業が求める力を優先して準備しましょう。

就活でTOEICと英検・TOEFL・IELTSはどれが有利か

日本の就活では、TOEIC L&Rのスコアを使う企業が多いため、英語力を示すならTOEICが無難です。

ここでは、主な英語試験の就活での扱いを整理します。

試験

就活での扱い

TOEIC L&R

ビジネス英語の試験で、日本の企業で広く使われている。スコアで結果が出る

英検

準1級以上なら英語力のアピールになる。級で示すため、企業によっては換算が分かりにくい

TOEFL・IELTS

留学向けの試験。外資系企業や海外大学院を目指す場合に評価されることがある

すでに英検やTOEFL・IELTSのスコアがある場合は、そのまま書いて構いません。応募先がTOEICを指定している場合だけ、TOEICを受験しましょう。

就活に向けてTOEICのスコアを短期間で上げる方法

就活に向けてTOEICのスコアを短期間で上げるには、目標点と受験日を決め、そこから逆算して毎日の学習時間を確保することが重要です。

ここでは、短期間でスコアを上げるための手順を紹介します。

  1. 今のスコアを知る:公式問題集の模試を解き、ListeningとReadingのどちらが弱いかを確認する
  2. 目標点と受験日を決める:志望企業の目安から目標点を決め、エントリー前の受験日を選ぶ
  3. 単語と文法を固める:TOEICに出る単語と、Part5で問われる文法を優先して覚える
  4. 公式問題集で本番の形式に慣れる:時間を計って解き、間違えた問題を復習する

独学で何から手をつければよいか分からない方や、短期間で確実に伸ばしたい方は、学習計画と毎日の学習を管理してもらえるTOEICコーチングも選択肢になります。TOEIC向けのサービスは、TOEICコーチングおすすめ10選で比較しています。600点までの勉強時間の目安は、TOEIC600点に必要な勉強時間で紹介しています。

まとめ

TOEICと就活の要点は、以下のとおりです。

  • 就活では600点以上が評価されやすい目安。企業が新卒採用で参考にするスコアの平均は555点
  • 大学生の平均点は601点で、学年が上がるほど高くなる
  • 英語を使う業界・職種ほど求められるスコアは高く、730点以上・860点以上が目安になることもある
  • 結果は試験日から17日後に出るため、エントリーの1〜2ヶ月前までに受験する

まずは志望企業の募集要項で求められるスコアを確認し、受験日から逆算して学習計画を立てましょう。

よくある質問

就活で何年前のTOEICスコアまで書けますか?

IIBCによると、TOEICの開発元であるETSは最新のスコアの利用を推奨しており、スコアの有効期限を2年と設定しています。ただし、2年を超えるスコアを認めるかは提出先の方針によるため、応募先の募集要項を確認しましょう。

大学で受けたTOEIC IPテストのスコアは就活で使えますか?

履歴書に書く場合は「TOEIC L&R IPテスト」と明記しましょう。公開テストのスコアを求める企業もあるため、募集要項で受け付けるテストの種類を確認しましょう。

TOEIC500点台は履歴書に書くべきですか?

企業が新卒採用で参考にするスコアの平均は555点なので、550点以上なら書いて問題ありません。応募先の目安より低い場合は、書かずにほかの強みをアピールする選択もあります。

就活のためにTOEICはいつまでに受ければよいですか?

結果は試験日から17日後にインターネットで表示されるため、エントリーシートを出す1〜2ヶ月前までに受験しておくと安心です。目標点に届かない場合に備えて、大学3年の夏ごろから計画を立てましょう。

TOEICは就活で意味ないですか?

英語を使わない企業ではスコアの影響が小さいこともありますが、IIBCの調査ではTOEICを活用する多くの企業が採用でスコアを参考にしています。志望企業が英語力をどの程度重視しているかを確認しましょう。

この記事の監修

KanonTOEIC 945点

テック英語 コーチ(最先端コーチングの実践者)

  • TOEIC 945点
  • 英検1級

アメリカ留学を経て、学生時代に既に現在の英語資格を取得。最新の教育手法と若い世代への深い理解を融合させた革新的な指導アプローチで、特に学生層からの信頼が厚い。

出典・参考

  • #就活
  • #TOEIC
  • #スコア目安