TOEICとCEFRの対応|スコア別のレベルとほかの英語テストとの比較【2026年最新】
この記事の結論
- TOEIC L&RとCEFRの対応は、ListeningとReadingそれぞれにレベルごとの最低スコアが決められていて、B2はListening 400点・Reading 385点以上が目安です。
- 合計点の目安はB1が550〜780点、B2が785〜940点、C1が945点以上で、TOEIC L&RにはC2の設定がありません。
- CEFRに置き換えるときは合計点ではなく、ListeningとReadingの両方が最低スコアを満たしているかを確認します。
CEFR(セファール)は、英語などの外国語の力を共通の基準で示す国際的な枠組みです。TOEIC L&R(Listening & Reading)のスコアがCEFRのどのレベルにあたるかを知ると、英検やIELTSなどほかのテストとも比べられるようになります。
TOEICとCEFRの対応を把握すると、手持ちのスコアを国際的な基準で説明でき、目標とするレベルも決めやすくなります。
本記事では、IIBC(国際ビジネスコミュニケーション協会)の公式資料をもとに、CEFRの仕組み、TOEICのスコアとCEFRの対応、ほかの英語テストとの比較をまとめています。さらに、TOEICのスコアをCEFRに置き換えるときの注意点も紹介します。
TOEICとCEFRの対応【結論】

TOEIC L&RとCEFRの対応は、ListeningとReadingそれぞれに、CEFRのレベルごとの最低スコアが決められています。たとえば、B2はListening 400点・Reading 385点以上が目安です。
ここでは、TOEIC L&RとCEFRの対応を早見表で整理します。
CEFR | Listening | Reading | 合計点の目安 |
|---|---|---|---|
C2 | 設定なし(N/A) | 設定なし(N/A) | - |
C1 | 490点以上 | 455点以上 | 945点以上 |
B2 | 400点以上 | 385点以上 | 785〜940点 |
B1 | 275点以上 | 275点以上 | 550〜780点 |
A2 | 110点以上 | 115点以上 | 225〜545点 |
A1 | 60点以上 | 60点以上 | 120〜220点 |
※IIBC「TOEIC TestsスコアのCEFRレベルマッピング方法について」より。合計点の目安は、ListeningとReadingそれぞれの最低スコアの合計から当社が算出しました。
以下では、CEFRの仕組みから順に、TOEICとCEFRの対応を具体的に解説します。
CEFRとは

CEFRとは、欧州評議会が作った、外国語の力をA1からC2までの6段階で示す国際的な枠組みです。言語やテストの種類に関係なく、同じ基準で英語力を比べられるため、多くの英語テストがCEFRとの対応を公開しています。
ここでは、CEFRの6つのレベルを整理します。
段階 | レベル | 概要(当社要約) |
|---|---|---|
熟達した言語使用者 | C2・C1 | 複雑な話題も理解し、場面に応じて柔軟に表現できる |
自立した言語使用者 | B2・B1 | 仕事や身近な話題について、要点を理解してやりとりできる |
基礎段階の言語使用者 | A2・A1 | 日常の簡単な表現を理解し、基本的なやりとりができる |
※欧州評議会「CEFR」のレベル区分をもとに当社が要約。
CEFRは「できること」でレベルを示す点が特徴で、テストの点数そのものではありません。各テストは、自分のスコアがどのレベルにあたるかを研究で対応づけています。
TOEICのスコアがCEFRに対応づけられた方法

TOEICのスコアとCEFRの対応は、ETSが欧州の言語の専門家を集めて行った研究で決められました。IIBCの資料によると、2006年に22名のパネリストがベルリンに集まり、TOEICの問題ごとに、各CEFRレベルの受験者が正解できるかを判断して、最低スコアを決めています。
ここでは、対応づけの概要を整理します。
項目 | 内容 |
|---|---|
実施 | 2006年10月、ベルリン |
パネリスト | CEFRに精通した欧州10ヶ国の言語の専門家22名 |
方法 | ListeningとReadingは、問題ごとに各レベルの受験者の正答率を判断する方法(Modified Angoff method) |
その後の修正 | ReadingのC1の最低スコアは、再検証のうえ455点と設定された |
※IIBC「TOEIC TestsスコアのCEFRレベルマッピング方法について」より。
C2はListening・Readingとも設定がありません。TOEIC L&Rで示せる最も高いCEFRレベルはC1です。
TOEICのスコア別:CEFRレベルと英語力

TOEICのスコアをCEFRに置き換えると、600〜700点台はB1、800〜900点台前半はB2、945点以上はC1が目安になります。スコアごとの英語力の目安とあわせて確認しましょう。
ここでは、TOEICのスコア別にCEFRレベルと英語力の目安を整理します。
TOEICのスコア | CEFR | 英語力の目安 | 詳しい記事 |
|---|---|---|---|
300〜500点台前半 | A2 | ゆっくり話してもらえれば、簡単な会話を理解できる | |
550〜780点 | B1 | 日常生活や、限られた範囲の業務の英語を理解できる | |
785〜940点 | B2 | 電話や業務の文書など、日常的な業務の英語を理解できる | |
945点以上 | C1 | ニュースや専門的な文書まで理解できる |
※CEFRはIIBC「TOEIC TestsスコアのCEFRレベルマッピング方法について」より。英語力の目安は、IIBCの相関表とCan Doガイドをもとに当社が要約。
点数ごとの詳しいレベルは、TOEICの点数とレベルの目安一覧で確認できます。
CEFRで比べたTOEICとほかの英語テスト

CEFRを使うと、TOEICと英検・TOEFL・IELTSなど、ほかの英語テストのスコアの目安を比べられます。ただし、テストごとに測る技能が違うため、レベルの目安として使いましょう。
ここでは、CEFRのレベルごとに主な英語テストの目安を整理します。
CEFR | TOEIC L&R | 英検 | TOEFL iBT(1〜6) | IELTS |
|---|---|---|---|---|
C1 | 945点以上 | 1級 | 5〜5.5 | 7.0〜7.5 |
B2 | 785〜940点 | 準1級 | 4〜4.5 | 5.5〜6.5 |
B1 | 550〜780点 | 2級 | 3〜3.5 | 5.0 |
A2 | 225〜545点 | 準2級・準2級プラス | 2〜2.5 | 4.0〜4.5 |
※TOEICはIIBC、英検は日本英語検定協会(各級の合格基準スコアのCEFR)、TOEFL iBTとIELTSはETS「A banded score scale for the TOEFL iBT test」(2026年4月)より。
各テストとの詳しい比べ方は、英検とTOEICの換算表、TOEICとTOEFLの換算表、TOEICとIELTSの換算表で解説しています。
TOEICのスコアをCEFRに置き換えるときの注意点

TOEICのスコアをCEFRに置き換える際は、合計点ではなく、ListeningとReadingの両方が最低スコアを満たしているかを確認することが重要です。合計点が範囲に入っていても、片方が届いていなければ、そのレベルの目安を満たしません。
TOEICのスコアをCEFRに置き換えるときの注意点は、以下のとおりです。
- ListeningとReadingを別々に確認する:たとえばB2は、Listening 400点・Reading 385点の両方が必要
- 話す・書く力は含まれない:TOEIC L&RのCEFRは、聞く・読むの力のレベル
- C2は示せない:TOEIC L&RでC2にあたるスコアは設定されていない
- 提出先の基準を優先する:大学や企業が独自の換算表を使っている場合は、その基準に従う
CEFRで目標を決める場合は、ListeningとReadingのそれぞれに目標スコアを設定すると、勉強の優先順位をつけやすくなります。
まとめ
TOEICとCEFRの対応の要点は、以下のとおりです。
- CEFRは、外国語の力をA1からC2までの6段階で示す国際的な枠組み
- TOEIC L&Rは、ListeningとReadingそれぞれにCEFRレベルごとの最低スコアが決められている
- B1は550〜780点、B2は785〜940点、C1は945点以上が目安で、C2は設定がない
- CEFRに置き換えるときは、ListeningとReadingの両方が最低スコアを満たしているかを確認する
まずはスコアレポートでListeningとReadingのスコアを確認し、それぞれがどのCEFRレベルにあたるかを確かめましょう。
よくある質問
TOEIC何点でCEFRのB2ですか?
ListeningとReadingがそれぞれ400点・385点以上でB2が目安で、合計点では785〜940点にあたります。合計点が範囲に入っていても、片方が届いていなければB2の目安を満たしません。
TOEICでCEFRのC2は取れますか?
TOEIC L&Rでは、C2にあたるスコアは設定されていません。TOEIC L&Rで示せる最も高いレベルはC1(Listening 490点・Reading 455点以上)です。
CEFRとは何ですか?
欧州評議会が作った、外国語の力をA1からC2までの6段階で示す国際的な枠組みです。テストの種類に関係なく同じ基準で比べられるため、多くの英語テストがCEFRとの対応を公開しています。

この記事の監修
RyoyaTOEIC 980点
テック英語 コーチ(英語コーチングのパイオニア)
- TOEIC 980点
- 英検1級
- IELTS 7.0
オーストラリア在住の日本人英語教育者。多岐にわたる英語資格のコーチングを経験。豊富な指導経験を基に、年齢や背景を問わず、あらゆる学習者のコーチングを得意とする。
出典・参考