TOEIC公式問題集はどれを買う?最新13の特徴と効果的な使い方【2026年最新】
この記事の結論
- TOEIC公式問題集は、ETSが本番と同じ過程で作った問題を2回分(計400問)収録した問題集で、最新刊は2026年10月19日発売の問題集13(3,630円)です。
- 1冊目は最新の13を選び、本番と同じ約2時間で通して解いてから、換算表でスコアの目安を確かめ、間違えた原因ごとに復習します。
- 音声はTOEIC公式教材アプリから無料でダウンロードでき、リーディングの読み上げ音声は問題集5以降の特典で使えます。
TOEIC公式問題集(公式TOEIC Listening & Reading 問題集)は、TOEIC L&R(Listening & Reading)を作っているETSが、本番と同じ過程で作った問題を収録した問題集です。シリーズは13冊まであり、「どれを買えばよいか」「どう使えばスコアにつながるか」で迷う方も多いはずです。
公式問題集の選び方と使い方を把握すると、1冊を最大限に活かして、本番の形式に慣れながら弱点を見つけられます。
本記事では、IIBC(国際ビジネスコミュニケーション協会)の公式情報をもとに、TOEIC公式問題集の特徴・シリーズの一覧・選び方・使い方をまとめています。さらに、音声のダウンロード方法と、一緒に使える公式教材も紹介します。
TOEIC公式問題集の要点【結論】

TOEIC公式問題集は、最新刊の「問題集13」を1冊目に選び、本番と同じ約2時間で通して解いてから、間違えた問題を音声と解説で復習する使い方が基本です。問題集13は2026年10月19日に書籍版とアプリ版で発売されます。
ここでは、TOEIC公式問題集の要点を早見表で整理します。
項目 | 要点 |
|---|---|
最新刊 | 公式TOEIC Listening & Reading 問題集 13(2026年10月19日発売) |
価格(税込) | 3,630円(書籍版) |
内容 | 本番と同じ形式の問題を2回分(計400問)。正答数からスコアの目安が分かる換算表つき |
音声 | 公式スピーカーによるリスニング音声と、リーディングの読み上げ音声(特典) |
使い方の基本 | 本番と同じ条件で解き、間違えた原因を分けて復習する |
※2026年10月13日時点・IIBC公式サイト、IIBCプレスリリース(2026年9月8日)より。
以下では、公式問題集の特徴から順に、選び方と使い方を具体的に解説します。
TOEIC公式問題集とは:市販の問題集との違い

TOEIC公式問題集とは、TOEICを開発しているETSが、本番のテストとまったく同じ制作プロセスで作った問題を収録した問題集です。日本ではIIBCが発行しています。
ここでは、公式問題集の主な特徴を整理します。
- 本番と同じ過程で作られた問題:ETSが本番と同じ基準で作った問題を、2回分(計400問)収録
- 公式スピーカーの音声:リスニングは本番と同じ収録仕様の音声
- 本番と同じサイズの問題用紙:書籍版は、本番で配られる問題用紙と同じサイズ・レイアウト
- 別冊の解答・解説:正解と不正解の理由、日本語訳、重要語句をまとめて確認できる
- スコアの換算表:正答数から、スコアの目安(参考スコア範囲)が分かる
※IIBC公式サイト「公式TOEIC Listening & Reading 問題集 13」、IIBCプレスリリースより。
市販の問題集や模試は、出版社が本番の形式に合わせて独自に作ったものです。本番の難しさを知る基準として使えるのは、公式問題集だけです。市販の模試との違いは、TOEIC模試のおすすめで解説しています。
TOEICの過去問が公開されていない理由は、TOEICの過去問で解説しています。
TOEIC公式問題集のシリーズ一覧

TOEIC公式問題集は、2016年の「新形式問題対応編」から、2026年10月の「問題集13」まで発行されています。どの号も現在の出題形式の問題を2回分収録していますが、音声の提供方法が号によって違います。
ここでは、公式問題集のシリーズを発売時期と音声の提供方法で整理します。
タイトル | 発売 | 音声 |
|---|---|---|
問題集 13 | 2026年10月 | ダウンロード(リーディングの読み上げ音声つき) |
問題集 12 | 2025年10月 | ダウンロード(リーディングの読み上げ音声つき) |
問題集 11 | 2024年7月 | ダウンロード(リーディングの読み上げ音声つき) |
問題集 10 | 2023年10月 | 付属CD+ダウンロード(リーディングの読み上げ音声つき) |
問題集 9 | 2026年7月改訂 | ダウンロード(改訂版はCDなし。リーディングの読み上げ音声つき) |
問題集 5〜8 | 2019年6月〜2021年10月 | 付属CD+ダウンロード(リーディングの読み上げ音声つき) |
問題集 3・4 | 2017年12月・2018年10月 | 付属CD(収録音声のダウンロードも可能) |
問題集 1・2、新形式問題対応編 | 2016年〜2017年2月 | 音声の提供方法は公式サイトで確認 |
※2026年10月13日時点・IIBC公式サイト「公式教材・問題集」より。リーディングの読み上げ音声は問題集5以降の特典で、公式スピーカーによるものではありません。
リーディングの読み上げ音声は、問題集5以降で使えます。リーディングの文書を音声で復習したい方は、問題集5以降を選びましょう。
TOEIC公式問題集はどれを買うべきか

TOEIC公式問題集を1冊だけ買うなら、最新の問題集13がおすすめです。新しい号ほど、最近の本番に近い問題で練習でき、音声もダウンロードで使いやすくなっています。
ここでは、目的別に選ぶ号の目安を整理します。
目的 | 選ぶ号の目安 | 理由 |
|---|---|---|
初めて公式問題集を使う | 問題集13 | 最新の問題で、本番の形式と難しさを確かめられる |
2冊目で演習量を増やしたい | 問題集12・11 | 新しい順に使うと、最近の傾向に近い問題を解ける |
リーディングの音声で復習したい | 問題集5以降 | リーディングの読み上げ音声が特典でついている |
スマートフォンで学習したい | アプリ版 | TOEIC公式教材アプリ内で購入でき、模試モードで時間を計って解ける |
※当社の目安です。
公式問題集は1冊で2回分の模試を解けるため、まずは1冊を使い切ってから2冊目を検討するのが効率的です。何冊も買って1回ずつ解くより、1冊を繰り返し復習するほうが、聞き取れる音と読める英文が増えます。
TOEIC公式問題集の書籍版とアプリ版の違い

問題集13は、書籍版とアプリ版が同時に発売されます。どちらも2回分(計400問)の問題と換算表を収録していますが、学習のしやすさが違います。
ここでは、書籍版とアプリ版の違いを比較します。
項目 | 書籍版 | アプリ版 |
|---|---|---|
問題の形式 | 本番と同じサイズ・レイアウトの紙の問題用紙 | スマートフォンの画面で解く |
解説 | 別冊「解答・解説」 | わからない問題はその場で解説を確認できる |
時間を計って解く | 自分で時間を計る | 模試モードでタイマーを使って200問を解ける |
復習 | アプリの自動採点マークシートと音声を併用できる | パートごとの正答率をレーダーチャートで確認し、間違えた問題だけを復習できる |
購入 | 書店・ネット書店 | TOEIC公式教材アプリ内で購入(アプリのダウンロードは無料) |
※IIBCプレスリリース(2026年9月8日)、App Store「TOEIC公式教材」アプリの説明より。
本番に近い条件で練習したい方は書籍版、通勤時間などに少しずつ解きたい方はアプリ版が向いています。本番は紙の問題用紙とマークシートで解くため、少なくとも1回は書籍版で通して解いておくと、本番の感覚をつかめます。
TOEIC公式問題集の使い方【5STEP】

TOEIC公式問題集は、本番と同じ条件で解いて実力を確かめ、間違えた原因ごとに復習し、もう1回分で伸びを確かめる流れで使います。答え合わせだけで終えると、本番の形式に慣れる以上の効果は得られません。
ここでは、公式問題集の使い方を5つのSTEPで紹介します。
- 【STEP1】1回目を本番と同じ条件で解く:約2時間を休憩なしで通して解き、マークシートに記入する。問題用紙には書き込まない
- 【STEP2】換算表でスコアの目安を確かめる:リスニングとリーディングの正答数を記録し、換算表で参考スコア範囲を確認する
- 【STEP3】間違えた原因を分ける:単語・文法・聞き取り・時間不足のどれが原因かを1問ずつ記録する
- 【STEP4】原因ごとに復習する:リスニングはスクリプトを見て音声を聞き直し、リーディングは正解の根拠の文と知らない単語を確認する
- 【STEP5】2回目で伸びを確かめる:1回目の復習が終わったら、2回目を同じ条件で解き、正答数の変化を確認する
本番では問題用紙への書き込みが禁止されているため、公式問題集でもメモを取らずに解く練習をしておきましょう。Part別の時間配分は、TOEICの時間配分で解説しています。
TOEIC公式問題集の音声の使い方

TOEIC公式問題集の音声は、TOEIC公式教材アプリから無料でダウンロードできます。アプリでは、すべてのTOEIC公式教材(全29タイトル)の音声をダウンロードでき、書籍版を持っている方はマークシート機能で自動採点もできます。
ここでは、公式問題集の音声を使った復習の方法を紹介します。
復習の方法 | やり方 | 伸ばせる力 |
|---|---|---|
聞き直し | 間違えた問題の音声を、スクリプトを見ながら聞き直す | 聞き取れなかった音の確認 |
リピーティング | 1文ずつ止めて、発音やイントネーションを真似て声に出す | 音と意味を結びつける力 |
シャドーイング | スクリプトを見ずに、音声のすぐ後ろを追いかけて声に出す | 英語の語順のまま理解する力 |
リーディングの音声を聞く | 解き終えた文書の読み上げ音声を、通勤中などに聞く | 読んだ英文の語彙と表現の定着 |
※TOEIC公式教材アプリの利用には、TOEIC申込サイトの会員登録(無料)が必要です。2026年10月時点・App Storeの公式説明、IIBC公式サイトより。
IIBCも、公式問題集の紹介ページで、音声を聞いて発音やイントネーションを真似て音読するリピーティングを学習例として紹介しています。リスニングの勉強法は、TOEICリスニング対策で詳しく解説しています。
TOEIC公式問題集が難しいと感じるときの対処法

TOEIC公式問題集が難しいと感じる場合は、単語と文法の基礎を先に固め、公式問題集は実力の確認と復習の教材として使うことが重要です。公式問題集は本番と同じ難しさのため、基礎が足りないうちは分からない問題が多く、解説を読んでも理解しにくくなります。
ここでは、難しいと感じる原因と対処法を整理します。
難しいと感じる場面 | 原因 | 対処法 |
|---|---|---|
解説を読んでも分からない | 中学・高校の文法に抜けがある | 文法書で基礎を固めてから、公式問題集を復習し直す |
知らない単語が多すぎる | TOEICによく出る単語が足りない | 単語帳を1冊決め、公式問題集で出た単語もあわせて覚える |
リスニングが速くてついていけない | 音の変化に慣れていない | Part2など短い音声から、スクリプトを見て聞き直す |
2時間通して集中が続かない | 長時間の試験に慣れていない | 最初はリスニングとリーディングを分けて解き、慣れたら通して解く |
IIBCからは、500点を目指す方向けの「公式TOEIC Listening & Reading 500+」や、650点を目指す方向けの「650+」も出ています。基礎から始めたい方の進め方は、TOEIC初心者がまずやることで解説しています。
公式問題集以外で今の実力を確かめる方法は、TOEICのレベルチェックの方法で紹介しています。
TOEIC公式問題集と一緒に使える公式教材

TOEIC公式問題集で弱点が分かったら、目的に合ったIIBCの公式教材で、問題の量を補う方法があります。公式教材は、公式問題集と同じくETSが制作した問題を収録しています。
ここでは、公式問題集と一緒に使える主な公式教材を整理します。
教材 | 発売 | 向いている方 |
|---|---|---|
公式TOEIC Listening & Reading 500+ | 2022年8月 | 初めて受験する方、500点を目指す方 |
公式TOEIC Listening & Reading 650+ | 2023年8月 | 650点になかなか届かない方 |
公式TOEIC Listening & Reading 800+ | 2021年12月 | 800点以上を目指す方 |
公式TOEIC Listening & Reading トレーニング 2(リスニング編・リーディング編) | 2023年12月 | 公式の問題をたくさん解きたい方(リスニング380問・リーディング377問) |
公式TOEIC Listening & Reading Part 3 & 4 音声速解 | 2024年12月 | Part3・4の音声についていけない方 |
公式TOEIC Listening & Reading Part 7 速読演習 | 2022年12月 | Part7を最後まで解き切れない方 |
公式TOEIC Listening & Reading 英単語 | 2026年1月 | 過去のテストから選ばれた1,800語を覚えたい方 |
※2026年10月13日時点・IIBC公式サイト「公式教材・問題集」より。
公式教材以外の参考書は、TOEICの参考書・問題集おすすめで紹介しています。公式問題集の結果を見ても何を優先すべきか分からない方は、学習の記録をもとに弱点を分析してくれるコーチングも選択肢になります。コーチングが自分に合うかは、英語コーチングは意味ない?で判断できます。
まとめ
TOEIC公式問題集の選び方と使い方の要点は、以下のとおりです。
- 公式問題集は、ETSが本番と同じ過程で作った問題を2回分(計400問)収録した、本番の難しさを知る基準になる問題集
- 1冊目は2026年10月19日発売の問題集13(3,630円)、2冊目は新しい順に選ぶ
- 本番と同じ約2時間で解き、換算表でスコアの目安を確かめ、間違えた原因ごとに復習する
- 音声はTOEIC公式教材アプリから無料でダウンロードでき、リーディングの読み上げ音声は問題集5以降で使える
まずは公式問題集の1回目を本番と同じ条件で解き、今のスコアの目安と苦手なPartを確かめましょう。
よくある質問
TOEIC公式問題集はどれを買えばよいですか?
1冊だけ買うなら、最新の問題集13(2026年10月19日発売)がおすすめです。2冊目を買う場合は、問題集12・11と新しい順に選ぶと、最近の本番に近い問題で練習できます。
TOEIC公式問題集の音声はどこでダウンロードできますか?
TOEIC公式教材アプリから無料でダウンロードできます。アプリの利用にはTOEIC申込サイトの会員登録(無料)が必要で、書籍版を持っている方はマークシート機能で自動採点もできます。
TOEIC公式問題集は初心者でも使えますか?
本番と同じ難しさのため、基礎が足りないと解説を読んでも理解しにくい場合があります。初心者の方は、単語と文法の基礎を固めながら公式問題集で実力を確かめるか、500点を目指す方向けの公式教材「500+」から始めましょう。
TOEIC公式問題集の換算表のスコアは本番と同じですか?
換算表で分かるのは、正答数から求めた参考スコアの範囲で、本番のスコアと同じになるとは限りません。1回の結果より、2回分を解いたときの変化で判断しましょう。

この記事の監修
KanonTOEIC 945点
テック英語 コーチ(最先端コーチングの実践者)
- TOEIC 945点
- 英検1級
アメリカ留学を経て、学生時代に既に現在の英語資格を取得。最新の教育手法と若い世代への深い理解を融合させた革新的な指導アプローチで、特に学生層からの信頼が厚い。
出典・参考