TOEICとは?受験料・試験形式・申し込みから結果までの流れを解説【2026年最新】
この記事の結論
- TOEICとは、日常生活やビジネスで使う英語のコミュニケーション能力を測る英語テストで、一般に「TOEIC」と呼ばれるTOEIC L&Rは聞く・読む力を約2時間・200問で測ります。
- 結果は合否ではなく10〜990点のスコアで、公開テストの受験料は7,810円(紙の公式認定証なしは7,700円)、2026年12月までのリピート受験割引は6,710円です。
- 申し込みはTOEIC申込サイトから行い、受験票は試験日の約1週間前までに届き、結果は試験日から17日後にインターネットで表示されます。
就活や昇進の条件で「TOEIC」の名前を見かけても、どんな試験で、いくらかかり、どう申し込むのかがよく分からない方は多いはずです。TOEICには複数の種類があり、一般に「TOEIC」と呼ばれているのはTOEIC L&R(Listening & Reading)です。
TOEICの仕組みと受験料、申し込みから結果までの流れを把握すると、迷わずに受験の準備を始められます。
本記事では、TOEICを運営するIIBC(国際ビジネスコミュニケーション協会)の公式情報をもとに、TOEICの種類、TOEIC L&Rの形式とスコア、受験料と割引制度、申し込みから結果までの流れを解説します。
TOEICとは【結論】

TOEICとは、日常生活やビジネスで使う英語のコミュニケーション能力を測る、世界共通の英語テストです。一般に「TOEIC」と呼ばれるTOEIC L&Rは、聞く・読む力を約2時間・200問のマークシート方式で測り、10〜990点のスコアで結果が出ます。
ここでは、TOEIC L&R公開テストの概要を早見表で整理します。
測る力 | 英語で聞く力(Listening)と読む力(Reading) |
|---|---|
形式 | マークシート方式、リスニング約45分・100問、リーディング75分・100問 |
結果 | 合否ではなく10〜990点のスコア(5点刻み) |
受験料(税込) | 7,810円(紙の公式認定証を希望しない場合は7,700円) |
結果が出る時期 | 試験日から17日後にインターネットで表示 |
運営 | 開発はETS(米国)、日本での実施・運営はIIBC |
※2026年10月13日時点・IIBC公式サイトより。
日本では2025年度に、TOEIC Program全体で約3,900の企業・団体・学校などが採用しており、就活・転職・昇進などで英語力の目安として広く使われています。
TOEICの種類

TOEIC Programには、聞く・読む力を測るL&R、話す・書く力を測るS&W、初級〜中級者向けのBridgeがあります。
ここでは、TOEIC Programの主なテストを整理します。
テスト | 測る力 | 特徴 |
|---|---|---|
TOEIC Listening & Reading Test(L&R) | 聞く・読む | 一般に「TOEIC」と呼ばれるテスト。マークシート方式 |
TOEIC Speaking & Writing Tests(S&W) | 話す・書く | パソコンで受験。Speakingだけ、Writingだけの受験も可能 |
TOEIC Bridge Listening & Reading Tests | 聞く・読む | 英語学習の初級〜中級者向け |
TOEIC Bridge Speaking & Writing Tests | 話す・書く | 英語学習の初級〜中級者向け |
※IIBC公式サイトより。
就活や昇進の条件で「TOEIC○点」と書かれている場合は、ほとんどがTOEIC L&Rのスコアを指しています。本記事でも、以下はTOEIC L&Rについて解説します。
TOEIC L&Rの形式と構成

TOEIC L&Rは、リスニング約45分・100問とリーディング75分・100問の、合計約2時間・200問の試験です。出題形式は毎回同じで、英文和訳や和文英訳の問題はありません。
ここでは、Part別の問題数を整理します。
セクション | Part | 問題の種類 | 問題数 |
|---|---|---|---|
リスニング | Part1 | 写真描写問題 | 6問 |
Part2 | 応答問題 | 25問 | |
Part3 | 会話問題 | 39問 | |
Part4 | 説明文問題 | 30問 | |
リーディング | Part5 | 短文穴埋め問題 | 30問 |
Part6 | 長文穴埋め問題 | 16問 | |
Part7 | 読解問題(1つの文書・複数の文書) | 54問 |
※IIBC公式サイト「テストの形式と構成」より。
リーディングは75分で100問を解く必要があるため、時間配分が得点を左右します。詳しくはTOEICの時間配分で解説しています。
TOEICのスコアの仕組み

TOEIC L&Rのスコアは、リスニング5〜495点、リーディング5〜495点、トータル10〜990点で、5点刻みで表示されます。合格・不合格はありません。
ここでは、スコアの仕組みとレベルの目安を整理します。
- 換算点:スコアは正答数そのままの点数ではなく、「スコアの同一化(Equating)」と呼ばれる統計処理で算出される。試験の回によって難しさが違っても、同じ英語力なら同じスコアになるよう調整されている
- 平均点:2025年度の公開テストの平均点は616点(社会人649点、学生592点)
- レベルの目安:IIBCの相関表では、860点以上がレベルA、730〜855点がレベルB、470〜725点がレベルC
※IIBC公式サイト、「TOEIC Program DATA & ANALYSIS 2026」、「TOEICスコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表」より。
平均点の詳しいデータは、TOEICの平均点で紹介しています。
TOEICの受験料と割引制度

TOEIC L&R公開テストの受験料は、7,810円(税込)です。紙の公式認定証を希望しない場合は7,700円で、受験者全員にデジタル公式認定証が発行されます。
ここでは、受験料と割引制度を整理します。
区分 | 受験料(税込) |
|---|---|
通常(紙の公式認定証を希望する) | 7,810円 |
通常(紙の公式認定証を希望しない) | 7,700円 |
リピート受験割引(2026年12月の試験日までに利用) | 6,710円 |
リピート受験割引(2027年1月以降の試験に利用) | 7,150円 |
※2026年10月13日時点・IIBC公式サイト「受験料・支払方法」より。リピート受験割引も、紙の公式認定証を希望しない場合は税込110円引き。
【リピート受験割引のポイント】
- 対象:受験した半年後から翌年同月までに実施する公開テストのうち1回
- 続けて使える:割引で申し込んだ回の、さらに次の受験にも同じ制度が適用される
- 条件:申し込み時と同じアカウントで申し込む必要がある
- 2027年から金額が変わる:割引後の受験料が6,710円から7,150円に上がる
一度納めた受験料は返金できません。試験日時や受験者の変更もできないため、日程を確認してから申し込みましょう。
TOEICの申し込みから結果までの流れ

TOEIC L&R公開テストは、TOEIC申込サイトで会員登録をして申し込み、受験料を支払うと申し込みが完了します。
ここでは、申し込みから結果が出るまでの流れを整理します。
- 会員登録:TOEIC申込サイトで会員登録をする(最終ログインから10年以上たつとログインできないため、再登録が必要)
- 申し込み・支払い:試験日を選び、受験要領を確認・同意して申し込む。支払いはクレジットカード、コンビニエンスストアなど
- 受験票の受け取り:受験票は試験日の約1週間前までに発送される
- 受験:午前実施は10:20〜12:20、午後実施は15:00〜17:00が試験時間
- 結果の確認:試験日から17日後にインターネットでスコアが表示され、19日後にデジタル公式認定証が発行される。紙の公式認定証を希望した場合は試験日から30日以内に発送
※IIBC公式サイトより。日米の祝日の影響で、結果の通知が遅れる場合があります。
試験の日程は受験地によって異なります。申し込む前に、IIBC公式サイトの受験地別テスト日程を確認しましょう。2026年10月以降の日程と申込期間は、TOEICの申し込み方法と日程で一覧にしています。
TOEICの公開テストとIPテストの違い

TOEICには、個人で申し込む公開テストと、企業・学校などの団体が実施するIPテストがあります。
項目 | 公開テスト | IPテスト |
|---|---|---|
申し込み | 個人 | 団体(個人では申し込めない) |
日時・会場 | IIBCが決めた日時・会場 | 団体が自由に設定 |
受験料(税込) | 7,810円 | 4,230円×受験人数(団体が申し込む) |
IPテストについては、TOEIC IPテストとは?で詳しく解説しています。
TOEICはどんなときに使われる?

TOEICのスコアは、就活・転職・昇進・海外赴任の選抜などで英語力の目安として使われています。
ここでは、IIBCの調査で企業が参考にしているスコアを整理します。
場面 | 要件・参考とするスコア(平均) |
|---|---|
新卒採用 | 555点 |
英語を使用する部署の中途採用 | 670点 |
昇進・昇格(課長) | 560点 |
海外赴任者の選抜 | 645点 |
※IIBC「英語活用実態調査2022(企業・団体)」より。TOEIC Programを活用している上場企業のうち回答した220社が対象。
目的別のスコアの目安は、TOEICは就活で何点から有利?とTOEICは転職で何点から有利?で解説しています。勉強の始め方は、TOEICの勉強法で紹介しています。
まとめ
TOEICの基本の要点は、以下のとおりです。
- 一般に「TOEIC」と呼ばれるのはTOEIC L&Rで、聞く・読む力を約2時間・200問で測る
- 結果は合否ではなく10〜990点のスコアで、2025年度の公開テストの平均点は616点
- 公開テストの受験料は7,810円(紙の公式認定証なしは7,700円)で、リピート受験割引がある
- 申し込みはTOEIC申込サイトから。結果は試験日から17日後にインターネットで表示される
まずはIIBC公式サイトで受験地の日程を確認し、目標スコアから逆算して受験日を決めましょう。
よくある質問
TOEICの受験料はいくらですか?
TOEIC L&R公開テストの受験料は7,810円(税込)で、紙の公式認定証を希望しない場合は7,700円です。リピート受験割引を使うと、2026年12月の試験日までは6,710円、2027年1月以降は7,150円になります。
TOEICとTOEIC L&Rは同じですか?
一般に「TOEIC」と呼ばれているのはTOEIC L&R(Listening & Reading Test)です。TOEIC Programには、話す・書く力を測るS&Wや、初級〜中級者向けのBridgeもあります。
TOEICの結果はいつ分かりますか?
公開テストの結果は、試験日から17日後にインターネットで表示され、19日後にデジタル公式認定証が発行されます。紙の公式認定証を希望した場合は、試験日から30日以内に発送されます。
TOEICに合格・不合格はありますか?
ありません。TOEIC L&Rの結果は、リスニング5〜495点、リーディング5〜495点、トータル10〜990点のスコアで、5点刻みで表示されます。
TOEICの申し込み後にキャンセルや返金はできますか?
IIBCの公式サイトによると、申し込み後の試験日時の変更、受験者の変更、受験料の返金はできません。日程を確認してから申し込みましょう。

この記事の監修
KanonTOEIC 945点
テック英語 コーチ(最先端コーチングの実践者)
- TOEIC 945点
- 英検1級
アメリカ留学を経て、学生時代に既に現在の英語資格を取得。最新の教育手法と若い世代への深い理解を融合させた革新的な指導アプローチで、特に学生層からの信頼が厚い。
出典・参考