TOEIC S&Wとは?問題形式・平均スコア・受験料とL&Rとの違い
この記事の結論
- TOEIC S&Wは、パソコンとヘッドセットで話す・書く力を測るテストで、スピーキング約20分・11問、ライティング約60分・8問です。
- スコアは各0〜200点で、2025年度の公開テストの平均はスピーキング131.5点、ライティング141.0点でした。
- 受験料はS&W 10,450円、スピーキングのみ6,930円(通常申込期間・税込)で、録音と添削で話す・書く練習を繰り返して準備します。
TOEIC S&W(Speaking & Writing Tests)は、英語で話す力と書く力を測るTOEICのテストです。TOEIC L&R(Listening & Reading)を受けたことがある方でも、S&Wの問題や受ける必要があるかは分からないことが多いはずです。
TOEIC S&Wの形式とスコア、L&Rとの違いを把握すると、自分に必要なテストかを判断でき、受けるなら効率よく準備できます。
本記事では、IIBC(国際ビジネスコミュニケーション協会)の公式情報とデータをもとに、TOEIC S&Wの概要、問題形式、平均スコア、受験料をまとめています。さらに、L&Rとの違いと、S&Wのおすすめの勉強法も紹介します。
TOEIC S&Wの要点【結論】

TOEIC S&Wは、パソコンとヘッドセットを使い、スピーキング約20分・11問とライティング約60分・8問に答えるテストです。スコアは各0〜200点で、2025年度の公開テストの平均はスピーキング131.5点、ライティング141.0点でした。
ここでは、TOEIC S&Wの要点を早見表で整理します。
項目 | 要点 |
|---|---|
測る力 | 英語で話す力・書く力 |
形式 | 試験会場でパソコンとヘッドセットを使って解答する |
時間・問題数 | スピーキング約20分・11問、ライティング約60分・8問(合計約1時間20分・19問) |
スコア | スピーキング0〜200点、ライティング0〜200点(10点刻み) |
平均スコア | スピーキング131.5点、ライティング141.0点(2025年度・公開テスト) |
受験料(税込) | S&W 10,450円、スピーキングのみ 6,930円(通常申込期間) |
※IIBC公式サイト、IIBC「TOEIC Program DATA & ANALYSIS 2026」より。
以下では、L&Rとの違いから順に、TOEIC S&Wの形式と勉強法を具体的に解説します。
TOEIC S&WとTOEIC L&Rの違い

TOEIC S&WとTOEIC L&Rの大きな違いは、L&Rが聞く・読む力をマークシートで測るのに対し、S&Wは話す・書く力をパソコンで測ることです。スコアの範囲や受験料も違います。
ここでは、TOEIC S&WとTOEIC L&Rを比較します。
項目 | TOEIC L&R | TOEIC S&W |
|---|---|---|
測る力 | 聞く・読む | 話す・書く |
解答方法 | マークシート | パソコンとヘッドセット |
時間・問題数 | 約2時間・200問 | 約1時間20分・19問 |
スコア | 10〜990点(5点刻み) | 各0〜200点(10点刻み) |
受験料(税込) | 7,810円 | 10,450円 |
※2026年10月時点・IIBC公式サイトより。
就職や転職で広く使われるのはL&Rのスコアです。話す・書く力を証明したい場合や、会社から求められた場合に、S&Wをあわせて受けるのが一般的です。L&Rの概要は、TOEICとはで解説しています。
TOEIC S&Wの問題形式

TOEIC S&Wの問題は、スピーキングが5種類、ライティングが3種類です。スピーキングは音読や意見を述べる問題、ライティングはメールの返信や意見の文章などを扱います。後半の問題ほど難しくなります。
ここでは、TOEIC S&Wの問題形式を整理します。
テスト | 問題 | 内容 |
|---|---|---|
スピーキング | 問題1〜2:音読 | アナウンスや広告などの短い英文を声に出して読む |
スピーキング | 問題3〜4:写真描写 | 写真の内容を説明する |
スピーキング | 問題5〜7:応答 | インタビューや電話の質問に答える |
スピーキング | 問題8〜10:提示された情報に基づく応答 | 予定表などの資料をもとに質問に答える |
スピーキング | 問題11:意見を述べる | テーマについて、意見と理由を述べる |
ライティング | 問題1〜5:写真描写 | 写真に合う1文を、指定の2語を使って書く |
ライティング | 問題6〜7:Eメール作成 | メールを読み、返信を書く |
ライティング | 問題8:意見を記述する | テーマについて、理由や例を挙げて意見を書く(30分) |
※IIBC公式サイト「テスト問題の構成」より。
スピーキングの各問題の準備時間と解答時間は、TOEICスピーキングテストで詳しく解説しています。
TOEIC S&Wの平均スコアと難易度

2025年度の公開テストのTOEIC S&Wの平均は、スピーキング131.5点、ライティング141.0点でした。社会人はスピーキング133.7点・ライティング146.2点、学生はスピーキング128.2点・ライティング134.5点です。
ここでは、TOEIC S&Wの平均スコアを整理します。
区分 | 受験者数(スピーキング) | スピーキング | ライティング |
|---|---|---|---|
全体 | 12,207人 | 131.5点 | 141.0点 |
社会人 | 7,283人 | 133.7点 | 146.2点 |
学生 | 4,924人 | 128.2点 | 134.5点 |
※IIBC「TOEIC Program DATA & ANALYSIS 2026」(2025年度・公開テスト)より。
S&Wの受験者は年間1万人ほどで、L&Rの約75万人と比べると少数です。受験者の多くは、すでに英語を使う機会がある方や、会社の要件で受ける方と考えられます。
TOEIC S&Wの受験方法と受験料

TOEIC S&Wは、インターネットで申し込み、指定の試験会場でパソコンを使って受験します。スピーキングだけを受けるTOEIC Speaking Testも、公開テストで受験できます。
ここでは、TOEIC S&Wの受験料を整理します。
テスト | 通常申込期間 | 追加申込期間 |
|---|---|---|
TOEIC Speaking & Writing Tests | 10,450円 | 13,200円 |
TOEIC Speaking Test(スピーキングのみ) | 6,930円 | 8,745円 |
※2026年10月時点・IIBC公式サイトより。受験料は税込。
申し込みには、TOEIC申込サイトの会員登録が必要です。追加申込期間は受験料が高くなるため、日程が決まったら通常申込期間に申し込みましょう。
TOEIC S&Wのおすすめの勉強法

TOEIC S&Wの勉強は、問題形式に慣れたうえで、実際に声に出して話す練習と、英文を書いて添削を受ける練習を繰り返すことが基本です。L&Rのように問題を解くだけでは、話す・書く力は伸びません。
TOEIC S&Wの勉強の進め方は、以下のとおりです。
- 【STEP1】公式教材で問題形式を知る:公式のワークブックやガイドブックで、各問題の時間と答え方を確かめる
- 【STEP2】話す練習を録音する:時間を計って答えを録音し、聞き直して言葉に詰まった部分を確かめる
- 【STEP3】答え方の型を覚える:意見を述べる問題は、意見→理由→具体例→まとめの順に話す型を身につける
- 【STEP4】書いた英文を添削してもらう:メールや意見の文章を書き、文法と表現の誤りを直してもらう
IIBCは、S&Wの公式ワークブックと公式ガイドブック(各3,080円)を出しています。L&Rの勉強法は、TOEICの勉強法で解説しています。
まとめ
TOEIC S&Wの要点は、以下のとおりです。
- TOEIC S&Wは、話す・書く力をパソコンで測るテスト(スピーキング約20分・11問、ライティング約60分・8問)
- スコアは各0〜200点で、2025年度の公開テストの平均はスピーキング131.5点、ライティング141.0点
- 受験料はS&W 10,450円、スピーキングのみ6,930円(通常申込期間)
- 問題形式に慣れたうえで、録音と添削で話す・書く練習を繰り返す
まずは公式教材で問題形式を確かめ、自分に必要なのがS&Wかスピーキングのみかを決めましょう。
よくある質問
TOEIC S&Wの満点は何点ですか?
スピーキングとライティングがそれぞれ0〜200点(10点刻み)で、合わせて400点です。
TOEIC S&Wの平均点は何点ですか?
2025年度の公開テストの平均は、スピーキング131.5点、ライティング141.0点でした(IIBC「DATA & ANALYSIS 2026」)。
TOEIC S&Wとスピーキングテストは何が違いますか?
S&Wはスピーキングとライティングの両方を受けるテストで、受験料は10,450円です。スピーキングだけを受けるTOEIC Speaking Testもあり、受験料は6,930円です(通常申込期間・税込)。

この記事の監修
YukiTOEIC 955点
テック英語 コーチ(ビジネス英語のスペシャリスト)
- TOEIC L&R 955点
アメリカ留学後、某大手企業に就職しヨーロッパ出向を経験した国際ビジネスの実践者。実務で培った英語スキルと知見を基に、TOEIC高得点の獲得からキャリアアップまでを見据えた指導を得意とする。
出典・参考