TOEICのスコアが伸びない原因と対策|勉強しても上がらないときの見直し方【2026年最新】
この記事の結論
- TOEICのスコアが伸びない原因は、勉強時間の不足・単語と文法の基礎の不足・勉強の中身が弱点に合っていないことの3つに大きく分けられます。
- 100点上げるのに200〜300時間が目安のため、1日30分では100点上げるまでに1年以上かかり、伸びないのは勉強法ではなく時間の問題のこともあります。
- 公式問題集で失点の多いPartと低い方のセクションを確かめ、間違えた原因を分けて記録し、勉強時間の配分を変えます。
毎日勉強しているのに、TOEIC L&R(Listening & Reading)のスコアが伸びないと悩む方は少なくありません。何度受けても同じくらいの点数が続くと、勉強の続け方そのものに迷いが出てきます。
スコアが伸びない原因を特定すると、勉強時間を増やすべきか、勉強の中身を変えるべきかが分かり、伸び悩みを抜け出しやすくなります。
本記事では、TOEICの学習時間の研究とIIBC(国際ビジネスコミュニケーション協会)の公式情報をもとに、TOEICのスコアが伸びない原因と対策をまとめています。さらに、今のスコア別の伸び悩みのポイントと、勉強を見直す手順も紹介します。
TOEICのスコアが伸びない原因【結論】

TOEICのスコアが伸びない原因は、勉強時間が足りないこと、基礎が足りないこと、勉強の中身が弱点に合っていないことの3つに大きく分けられます。原因によって必要な対策が違うため、まず自分がどれに当てはまるかを確かめることが重要です。
ここでは、TOEICのスコアが伸びない原因と対策を早見表で整理します。
原因 | 当てはまるサイン | 対策 |
|---|---|---|
勉強時間が足りない | 前回の受験から勉強した時間が100時間に届かない | 100点上げるのに200〜300時間を目安に、1日の時間を逆算し直す |
基礎が足りない | スクリプトや解説を読んでも意味が分からない問題が多い | 単語と中学・高校の基本文法を固め直す |
勉強の中身が合っていない | 時間をかけているのに、同じPartで同じように失点している | 公式問題集で弱点を確かめ、低い方のセクションに時間を移す |
復習をしていない | 問題を解いて答え合わせで終わっている | 間違えた原因を分けて記録し、同じ問題を解き直す |
時間配分ができていない | Readingの最後まで解けていない | Part5・6の時間を決め、Part7の時間を確保する |
※勉強時間の目安は、Saegusa(1985)の研究から使われている「100点上げるのに200〜300時間」です。
以下では、それぞれの原因の確かめ方から順に、TOEICのスコアが伸びないときの対策を具体的に解説します。
原因1:勉強時間が足りない

TOEICのスコアが伸びない原因の1つ目は、スコアが上がるのに必要な勉強時間に、まだ届いていないことです。100点上げるのに200〜300時間が目安のため、1日30分の勉強では、100点上げるまでに1年以上かかります。
ここでは、1日の勉強時間ごとに、100点アップに必要な期間を整理します。
1日の勉強時間 | 100点アップに必要な期間の目安 |
|---|---|
30分 | 約1年1ヶ月〜1年8ヶ月 |
1時間 | 約7〜10ヶ月 |
2時間 | 約3〜5ヶ月 |
3時間 | 約2〜3ヶ月 |
※「100点上げるのに200〜300時間」という目安から当社が算出。
前回の受験から勉強した時間を振り返り、必要な時間に届いていなければ、伸びないのは勉強法の問題ではなく時間の問題です。勉強時間の目安と確保のコツは、TOEICの勉強時間で解説しています。
原因2:単語と文法の基礎が足りない

TOEICのスコアが伸びない原因の2つ目は、問題を解く以前に、英文の意味を理解するための単語と文法が足りないことです。基礎が足りないまま問題演習を重ねても、復習で理解できない問題が増えるだけです。
基礎が足りないかを確かめる方法は、以下のとおりです。
- スクリプトを読んでも意味が分からない:リスニングで聞き取れなかった英文を、文字で読んでも理解できない
- 解説の文法用語が分からない:品詞・時制・関係詞などの説明を読んでも理解できない
- Part5で迷う問題が多い:選択肢の単語の意味が分からず、勘で選んでいる
上記に当てはまる場合は、問題演習の量を減らし、単語帳と文法書で基礎を固め直しましょう。文法の勉強法と参考書はTOEIC文法の勉強法と参考書おすすめで、単語帳はTOEICの単語帳おすすめで紹介しています。
原因3:勉強の中身が弱点に合っていない

TOEICのスコアが伸びない原因の3つ目は、時間をかけている勉強と、実際に失点している分野がずれていることです。得意な分野の勉強は進めやすいため、気づかないうちに弱点を避けてしまうことがあります。
ここでは、失点のパターン別に、時間を移したい勉強を整理します。
失点のパターン | 時間を移したい勉強 |
|---|---|
Listeningが低く、Part3・4で失点が多い | 設問の先読みと、スクリプトを使った聞き直し |
Readingが低く、Part7が最後まで解けない | Part5・6を短い時間で解く練習と、Part7の時間配分 |
Part5で文法問題を落としている | よく出る文法項目の復習 |
聞き取れたのに選択肢を間違える | 本文と選択肢の言い換えの確認 |
※当社の目安です。
スコアレポートには、ListeningとReadingのそれぞれのスコアが表示されます。低い方のセクションに勉強時間の半分以上を使うと、合計点が伸びやすくなります。
今のスコア別:伸び悩みやすいポイント

TOEICで伸び悩みやすいポイントは、今のスコアによって変わります。スコアが低いほど基礎、高いほど時間配分とミスの減らし方が課題になりやすくなります。
ここでは、今のスコア別に伸び悩みやすいポイントを整理します。
今のスコア | 伸び悩みやすいポイント | 詳しい記事 |
|---|---|---|
〜500点 | 単語と中学・高校の基本文法の不足 | |
500〜600点台 | Readingの時間不足、Part3・4の聞き取り | |
700点台 | Part7を時間内に解き切れない、言い換えに気づけない | |
800点以上 | 難しい問題でのミス、語彙の幅 |
※当社の目安です。
今のスコアがどのくらいのレベルかは、TOEICの点数とレベルの目安一覧で確認できます。
伸び悩んだときに勉強を見直す手順【4STEP】

TOEICで伸び悩んだときは、勉強時間・失点の分野・復習のやり方を順に確かめると、見直すべきところが分かります。やみくもに教材を変えると、かえって遠回りになることがあります。
ここでは、勉強を見直す手順を4つのSTEPで紹介します。
- 【STEP1】前回の受験からの勉強時間を確かめる:100点上げるのに必要な200〜300時間に届いているかを確認する
- 【STEP2】公式問題集を本番と同じ条件で解く:ListeningとReadingのどちらが低いか、どのPartで失点しているかを確認する
- 【STEP3】間違えた原因を分ける:単語・文法・聞き取り・時間不足のどれが原因かを1問ずつ記録する
- 【STEP4】勉強時間の配分を変える:原因が多い分野に時間を移し、2〜3ヶ月後に受験して伸びを確かめる
独学で原因を特定するのが難しい方や、勉強時間を確保できない方は、弱点の分析と学習の管理を任せられるコーチングも選択肢になります。コーチングが自分に合うかは、英語コーチングは意味ない?で判断できます。
まとめ
TOEICのスコアが伸びない原因と対策の要点は、以下のとおりです。
- 伸びない原因は、勉強時間の不足・基礎の不足・勉強の中身が弱点に合っていないことの3つに大きく分けられる
- 100点上げるのに200〜300時間が目安で、1日30分では100点上げるまで1年以上かかる
- スクリプトや解説が理解できない場合は、問題演習より単語と文法の基礎を優先する
- 公式問題集で失点の分野を確かめ、低い方のセクションに勉強時間を移す
まずは前回の受験からの勉強時間を振り返り、公式問題集で今どこで失点しているかを確かめましょう。
よくある質問
勉強しているのにTOEICのスコアが伸びないのはなぜですか?
勉強時間がまだ足りない、単語と文法の基礎が足りない、勉強の中身が弱点に合っていない、のいずれかであることが多くあります。前回の受験からの勉強時間と、失点の多いPartを確かめましょう。
TOEICで伸び悩んだら何をすればよいですか?
公式問題集を本番と同じ条件で解き、ListeningとReadingのどちらが低いか、どのPartで失点しているかを確認します。そのうえで、失点の多い分野に勉強時間を移しましょう。
TOEICのスコアはどのくらいの勉強時間で上がりますか?
100点上げるのに200〜300時間が目安です。1日1時間なら約7〜10ヶ月、1日2時間なら約3〜5ヶ月で100点アップを目指せます。

この記事の監修
ShinTOEIC 990点
テック英語 コーチ(コンプレックスからの脱却者)
- TOEIC 990点
- 英検1級
長年の「英語コンプレックス」を克服した経験を活かし、初学者から高得点者まで寄り添ったコーチングを展開。自信が持てない多くのTOEIC学習者を二人三脚で伴走していくことを得意とする。
出典・参考