TOEICのスコアを短期間で上げる方法|1ヶ月・3ヶ月の計画と直前の対策【2026年最新】
この記事の結論
- TOEICのスコアを短期間で上げるには、出題形式と時間配分に慣れ、基礎の抜けがある分野と短いPartに勉強を絞ることが重要です。
- 100点上げるのに200〜300時間が目安のため、1日2〜3時間なら3ヶ月で100点アップを目指せますが、1ヶ月では1日7時間前後が必要です。
- 1ヶ月の場合は前半で基礎の抜けを埋め、後半は公式問題集で本番形式に慣れ、教材を増やさずに復習を繰り返します。
「次のTOEIC L&R(Listening & Reading)までの1ヶ月で、少しでもスコアを上げたい」と考える方は多いはずです。昇進や就活の提出期限が迫っていて、短期間でスコアが必要になることもあります。
短期間で伸ばしやすいところと、時間がかかるところを把握すると、限られた期間で何に時間を使えばよいかが分かります。
本記事では、TOEICの学習時間の研究とIIBC(国際ビジネスコミュニケーション協会)の公式情報をもとに、短期間でスコアを上げる方法、1ヶ月・3ヶ月の計画、試験直前の1週間にやることをまとめています。さらに、短期間でやってはいけないことも紹介します。
TOEICのスコアを短期間で上げる方法の要点【結論】

TOEICのスコアを短期間で上げるには、出題形式と時間配分に慣れ、基礎の抜けがある分野と短いPartに勉強を絞ることが重要です。100点上げるのに200〜300時間が目安のため、1ヶ月で大きく伸ばすには、勉強の範囲を絞る必要があります。
ここでは、短期間でスコアを上げるときの要点を早見表で整理します。
項目 | 要点 |
|---|---|
勉強時間の目安 | 100点上げるのに200〜300時間 |
1ヶ月で100点上げる場合 | 1日約7〜10時間が必要で、働きながらでは難しい |
3ヶ月で100点上げる場合 | 1日約2〜3時間が目安 |
短期間で伸ばしやすいところ | 時間配分、出題形式への慣れ、Part1・2とPart5、先読み |
時間がかかるところ | 語彙の量、Readingのスピード、聞き取りの力 |
※勉強時間はSaegusa(1985)の研究から使われている「100点上げるのに200〜300時間」という目安をもとに当社が算出。
以下では、短期間で伸ばしやすいところから順に、TOEICのスコアを短期間で上げる方法を具体的に解説します。
短期間で伸ばしやすいところと時間がかかるところ

TOEICで短期間に伸ばしやすいのは、英語力そのものより、試験の形式や解き方に関わる部分です。語彙の量やReadingのスピードは、身につくまでに時間がかかります。
ここでは、短期間で伸ばしやすいところと、時間がかかるところを整理します。
区分 | 内容 | 短期間での取り組み方 |
|---|---|---|
伸ばしやすい | 時間配分(Readingを最後まで解く順番と時間) | 公式問題集でPartごとの終了時刻を決めて練習する |
伸ばしやすい | 出題形式への慣れ | 本番と同じ約2時間で通して解く |
伸ばしやすい | Part3・4の先読み | 音声が流れる前に設問を読む手順を練習する |
伸ばしやすい | Part5の頻出の文法問題 | 品詞・時制など、よく出る項目に絞って練習する |
時間がかかる | 語彙の量、Readingのスピード、聞き取りの力 | 短期間では範囲を絞り、長期の計画で伸ばす |
※当社の目安です。
短期間では、時間配分と出題形式への慣れで取りこぼしを減らすことが、スコアに結びつきやすくなります。Part別の時間配分は、TOEICの時間配分で解説しています。
1ヶ月でスコアを上げる計画

1ヶ月でスコアを上げる場合は、前半で基礎の抜けを埋め、後半は公式問題集で本番形式に慣れる計画にします。1ヶ月で大きく伸ばすのは難しいため、取りこぼしを減らすことに集中します。
ここでは、1ヶ月の計画の例を週ごとに整理します。
時期 | やること |
|---|---|
1週目 | 公式問題集を1回解いて弱点を確かめる。低い方のセクションと、時間が足りないPartを把握する |
2週目 | Part5の頻出の文法と、TOEICによく出る単語を集中して覚える |
3週目 | Part3・4の先読みと、Part7の時間配分を練習する |
4週目 | 公式問題集の2回目を本番と同じ条件で解き、時間配分を最終確認する |
※当社の目安です。
1日2〜3時間を確保できれば、1ヶ月で60〜90時間になります。新しい教材を増やさず、公式問題集の復習を繰り返すことで、限られた時間を本番に近い練習に使えます。
3ヶ月でスコアを上げる計画

3ヶ月あれば、1日2〜3時間で100点アップが目安になります。基礎の固め直しから本番形式の仕上げまで、順番に取り組めます。
ここでは、3ヶ月の計画の例を月ごとに整理します。
時期 | 目標 | 主な勉強 |
|---|---|---|
1ヶ月目 | 弱点を把握し、基礎の抜けを埋める | 公式問題集で実力を確認、単語帳を1周、文法の復習 |
2ヶ月目 | 弱いPartを集中して伸ばす | Part3・4の先読み、Part7の時間を計った演習 |
3ヶ月目 | 本番と同じ条件で解き切る | 週1回の模試と復習、時間配分の調整、受験 |
※当社の目安です。
目標スコアごとの勉強時間と計画は、TOEICの勉強時間で詳しく解説しています。
試験直前の1週間にやること

試験直前の1週間は、新しいことを覚えるより、本番の流れと時間配分を体に覚えさせることを優先します。直前に難しい教材に手を出すと、自信を失いやすくなります。
試験直前の1週間にやることは、以下のとおりです。
- 本番と同じ時間帯に1回通して解く:午前の試験なら午前に、休憩なしで約2時間解く
- Partごとの終了時刻を確認する:Part5・6を何分で終えるかを決めておく
- 間違えた問題だけを見直す:今までに解いた公式問題集で間違えた問題を解き直す
- 持ち物と受験票を確認する:本人確認書類・証明写真・腕時計を準備する
当日の持ち物は、TOEICの持ち物チェックリストで確認できます。
短期間でやってはいけないこと

短期間でスコアを上げたいときほど、教材を増やしたり、難しすぎる問題に時間を使ったりすることは避けましょう。限られた時間が分散し、どの教材も中途半端に終わります。
ここでは、短期間でやってはいけないことと、代わりにやることを整理します。
やってはいけないこと | 理由 | 代わりにやること |
|---|---|---|
教材を何冊も買う | どれも途中で終わり、復習ができない | 公式問題集1冊を繰り返す |
難しすぎる問題集を解く | 分からない問題が多く、復習に時間がかかる | 今のスコアに合った問題で取りこぼしを減らす |
聞き流しだけをする | どこが聞き取れていないかが分からない | スクリプトで聞き取れない箇所を確かめる |
睡眠を削って勉強する | 本番の約2時間で集中が続かなくなる | 睡眠を確保し、勉強時間は朝や通勤で作る |
短期間でスコアが必要で、何に時間を使うべきかを自分で決められない方は、弱点の分析と学習計画を任せられるコーチングも選択肢になります。TOEICに対応したコーチングはTOEICコーチングおすすめで、自分に合うかは英語コーチングは意味ない?で判断できます。
短期間で目指す点数の決め方

短期間で目指す点数は、受験日までに確保できる勉強時間から逆算して決めることが重要です。必要な時間に対して勉強時間が足りないと、目標に届かないまま受験日を迎えます。
ここでは、受験日までの期間と1日の勉強時間から、確保できる合計時間を整理します。
期間 | 1日1時間 | 1日2時間 | 1日3時間 |
|---|---|---|---|
1ヶ月(約30日) | 約30時間 | 約60時間 | 約90時間 |
2ヶ月(約60日) | 約60時間 | 約120時間 | 約180時間 |
3ヶ月(約90日) | 約90時間 | 約180時間 | 約270時間 |
※当社の算出です。
100点上げるのに200〜300時間が目安のため、1日2〜3時間を3ヶ月続けると、100点アップに必要な時間に届きます。1ヶ月しかない場合は、点数の目標を小さめにし、時間配分と出題形式への慣れで取りこぼしを減らすことに集中しましょう。
今のスコア別:短期間で優先すること

短期間で優先することは、今のスコアによって変わります。スコアが低いほど基本問題での取りこぼし、高いほど時間配分とミスの減らし方が重要です。
ここでは、今のスコア別に短期間で優先することを整理します。
今のスコア | 短期間で優先すること | 理由 |
|---|---|---|
〜500点 | Part1・2とPart5の基本問題 | 短い問題のほうが、基礎の伸びがスコアに表れやすい |
500〜700点 | Readingの時間配分とPart3・4の先読み | 時間切れや聞き逃しによる失点を減らせる |
700点〜 | Part7を解き切るスピードと見直しの時間 | 難しい問題より、解ける問題の取りこぼしを減らせる |
※当社の目安です。
Part5の解き方はTOEIC Part5の解き方で、Part3・4の解き方はTOEIC Part3・4の解き方で解説しています。
まとめ
TOEICのスコアを短期間で上げる方法の要点は、以下のとおりです。
- 100点上げるのに200〜300時間が目安で、1ヶ月で100点上げるには1日約7〜10時間が必要
- 短期間で伸ばしやすいのは、時間配分・出題形式への慣れ・先読み・Part5の頻出の文法
- 1ヶ月なら前半で基礎の抜けを埋め、後半は公式問題集で本番形式に慣れる
- 教材を増やさず、公式問題集1冊を繰り返し、試験直前は本番の流れを確認する
まずは公式問題集を1回解いて、時間が足りないPartと低い方のセクションを確かめましょう。
よくある質問
TOEICは1ヶ月で何点上がりますか?
伸び幅は今の英語力や勉強時間によって変わります。100点上げるのに200〜300時間が目安のため、1ヶ月で100点上げるには1日7時間前後が必要です。1ヶ月の場合は、時間配分と出題形式への慣れで取りこぼしを減らすことに集中しましょう。
TOEICのスコアを短期間で上げるには何から始めればよいですか?
まず公式問題集を1回解き、時間が足りないPartと低い方のセクションを確かめます。そのうえで、Part5の頻出の文法やPart3・4の先読みなど、短期間で伸ばしやすいところに絞ります。
TOEICの直前1週間は何をすればよいですか?
本番と同じ時間帯に1回通して解き、Partごとの終了時刻を確認しましょう。新しい教材には手を出さず、今までに間違えた問題を見直します。
短期間でTOEICのスコアを上げるのにコーチングは役立ちますか?
何に時間を使うべきかを自分で決められない場合は、弱点の分析と学習計画を任せられるコーチングが選択肢になります。自分で計画を立てられる場合は、独学でも取り組めます。

この記事の監修
ShinTOEIC 990点
テック英語 コーチ(コンプレックスからの脱却者)
- TOEIC 990点
- 英検1級
長年の「英語コンプレックス」を克服した経験を活かし、初学者から高得点者まで寄り添ったコーチングを展開。自信が持てない多くのTOEIC学習者を二人三脚で伴走していくことを得意とする。
出典・参考