テック英語 TOP無料体験コーチングスコア診断
体験コーチングを予約する体験を予約する

リスニング(Part1〜4)

TOEICのシャドーイングのやり方|効果と公式問題集を使った練習法【2026年最新】

この記事の結論

  • シャドーイングは、英語の音声を聞きながらスクリプトを見ずに少し遅れて声に出す練習で、英語を語順のまま理解する力がつきます。
  • 公式問題集のPart2〜4の音声で、意味の確認とオーバーラッピングをしてからシャドーイングに進むと、効果が出やすくなります。
  • ついていけないときは短い音声から始め、詰まった箇所はディクテーションで確かめ、1日1〜2本に絞って続けます。

シャドーイングは、TOEIC L&R(Listening & Reading)のリスニング対策としてよく紹介される練習法です。ただ、やり方を間違えると、ただ声を出しているだけで終わり、スコアにつながらないこともあります。

シャドーイングの効果と正しいやり方を把握すると、公式問題集の音声を使って、聞き取れる英語を効率よく増やせます。

本記事では、TOEICのリスニング対策としてのシャドーイングの効果、似た練習との違い、公式問題集を使ったやり方をまとめています。さらに、自作の練習用英文と、うまくいかないときの対策、今のスコア別の取り入れ方も紹介します。

TOEICのシャドーイングの要点【結論】

TOEICのシャドーイングの要点【結論】

シャドーイングとは、英語の音声を聞きながら、スクリプトを見ずに少し遅れて同じように声に出す練習です。英語を前から順に理解する力がつき、Part3・4のような長い音声についていきやすくなります。

ここでは、TOEICのシャドーイングの要点を早見表で整理します。

項目

要点

やり方

音声のすぐ後ろを、スクリプトを見ずに追いかけて声に出す

伸ばせる力

英語を語順のまま理解する力、音の変化に慣れる力

使う教材

公式問題集のPart2〜4の音声とスクリプト

始める前の準備

スクリプトの意味を確認し、オーバーラッピングで音に慣れる

1日の量の目安

Part3・4の音声1〜2本を、繰り返し練習する

※「1日の量の目安」は当社の目安です。

以下では、シャドーイングの効果から順に、TOEIC対策でのシャドーイングのやり方を具体的に解説します。

TOEICでシャドーイングが役立つ理由

TOEICでシャドーイングが役立つ理由

シャドーイングがTOEICに役立つのは、音声に遅れずについていくために、英語を日本語の語順に並べ替えず、聞いた順に理解する必要があるからです。TOEICのリスニングは音声が1度しか流れないため、聞いた順に理解する力が得点に直結します。

シャドーイングで伸ばせる力は、以下のとおりです。

  • 英語を語順のまま理解する力:返り読みのクセが減り、長い会話やトークについていける
  • 音の変化への慣れ:単語がつながったり消えたりする音を、自分で発音しながら覚えられる
  • 集中して聞く力:声に出しながら聞くため、聞き流しより集中して音を聞ける

Part3・4のように1人や2人が続けて話す音声で、内容を見失いやすい方に向いています。Part3・4の解き方は、TOEIC Part3・4の解き方で解説しています。

シャドーイングと似た練習の違い

シャドーイングと似た練習の違い

シャドーイングは、リピーティング・オーバーラッピング・ディクテーションと組み合わせると効果が出やすくなります。それぞれ伸ばせる力が違うため、違いを知っておくと練習の順番を決めやすくなります。

ここでは、シャドーイングと似た練習を比較します。

練習

やり方

主な目的

ディクテーション

音声を聞いて、聞こえたとおりに書き取る

聞き取れない箇所を見つける

オーバーラッピング

スクリプトを見ながら、音声と同時に声に出す

文字と実際の音のずれを直す

リピーティング

1文ずつ音声を止めて、同じように声に出す

1文の意味と語順を正確に覚える

シャドーイング

スクリプトを見ずに、音声のすぐ後ろを追いかけて声に出す

英語を語順のまま理解する

※当社の整理です。

聞き取れない箇所が多いままシャドーイングをしても、音声についていけず効果が出にくくなります。ディクテーションやオーバーラッピングで音に慣れてから、シャドーイングに進む順番がおすすめです。ディクテーションのやり方は、TOEICのディクテーションで解説しています。

公式問題集を使ったシャドーイングのやり方【5STEP】

公式問題集を使ったシャドーイングのやり方【5STEP】

TOEICのシャドーイングは、公式問題集のPart2〜4の音声とスクリプトを使うと、本番と同じ話し手の発音とスピードで練習できます。いきなりシャドーイングをするのではなく、意味の確認と音に慣れる練習から始めます。

ここでは、公式問題集を使ったシャドーイングのやり方を5つのSTEPで紹介します。

  1. 【STEP1】問題を解いて答え合わせをする:Part3またはPart4の会話・トークを1本選び、問題を解く
  2. 【STEP2】スクリプトで意味を確かめる:知らない単語と、意味が分からない文をなくす
  3. 【STEP3】オーバーラッピングをする:スクリプトを見ながら、音声と同時に3〜5回声に出す
  4. 【STEP4】シャドーイングをする:スクリプトを見ずに、音声の少し後ろを追いかけて声に出す
  5. 【STEP5】詰まった箇所をスクリプトで確かめる:ついていけなかった箇所を確認し、STEP3〜4を繰り返す

公式問題集の音声は、TOEIC公式教材アプリから無料でダウンロードできます。音声の使い方は、TOEIC公式問題集はどれを買う?で紹介しています。

シャドーイングの練習用英文

シャドーイングの練習用英文

シャドーイングは、まず短い英文で、意味のかたまりごとに区切って追いかける練習から始めると取り組みやすくなります。ここで紹介する英文は、Part4の形式に合わせて当社が作成したもので、公式の問題ではありません。

以下の英文を、スラッシュ(/)の区切りごとに意味を確かめてから声に出してみましょう。

Good morning, everyone. / Before we start today's meeting, / I'd like to share some news. / Our new office in Osaka / will open next month, / and we're looking for volunteers / to help with the move.

和訳は「皆さん、おはようございます。今日の会議を始める前に、お知らせがあります。大阪の新しいオフィスが来月開設されるため、引っ越しを手伝ってくれる方を募集しています。」です。

「I'd like to」は「アイドライクトゥ」、「looking for」は「ルッキンフォー」のように、単語がつながって聞こえることがあります。文字どおりではなく、聞こえたとおりに声に出すことを意識しましょう。

シャドーイングがうまくいかないときの原因と対策

シャドーイングがうまくいかないときの原因と対策

シャドーイングがうまくいかない原因は、教材が難しすぎること、意味を確かめずに始めていること、音だけをまねて意味を考えていないことのどれかであることが多くあります。原因に合わせて練習の仕方を変えましょう。

ここでは、うまくいかないときの原因と対策を整理します。

うまくいかない場面

原因

対策

音声にまったくついていけない

教材が今のレベルに対して長い・速い

Part2の短い文から始め、慣れたらPart3・4に進む

声は出せるが意味が頭に入らない

音だけをまねている

スクリプトで意味を確かめてから、意味を考えながら声に出す

同じ箇所で何度も詰まる

その部分の単語や音の変化を知らない

詰まった箇所をディクテーションし、オーバーラッピングで練習する

続かない

1回の練習が長すぎる

1日1〜2本に絞り、10〜15分で終える

※当社の目安です。

今のスコア別:シャドーイングの取り入れ方

今のスコア別:シャドーイングの取り入れ方

シャドーイングは、今のスコアによって使う音声と、練習の比重を変えると取り組みやすくなります。基礎が足りない段階では、シャドーイングより単語と文法を優先します。

ここでは、今のスコア別のシャドーイングの取り入れ方を整理します。

今のスコア

使う音声

取り入れ方

〜500点

Part1・2の短い文

単語と文法を優先し、短い文のオーバーラッピングから始める

500〜700点

Part3の会話

復習の仕上げとして、1日1本のシャドーイングを続ける

700点〜

Part4のトーク

長いトークを最後まで追いかけ、細部まで聞き取る

※当社の目安です。

リスニング全体の勉強法は、TOEICリスニング対策で詳しく解説しています。

まとめ

TOEICのシャドーイングの要点は、以下のとおりです。

  • シャドーイングは、スクリプトを見ずに音声のすぐ後ろを追いかけて声に出す練習
  • 英語を語順のまま理解する力がつき、Part3・4の長い音声についていきやすくなる
  • 公式問題集の音声で、意味の確認とオーバーラッピングをしてからシャドーイングに進む
  • ついていけないときは短い音声から始め、詰まった箇所はディクテーションで確かめる

まずは公式問題集のPart3の会話を1本選び、スクリプトで意味を確かめてから、オーバーラッピングとシャドーイングを試してみましょう。

よくある質問

TOEICのシャドーイングは効果がありますか?

英語を語順のまま理解する力と、音の変化に慣れる力がつくため、Part3・4のように長い音声についていきやすくなります。ただし、意味を確かめずに音だけをまねると効果は出にくくなります。

シャドーイングにはどの教材を使えばよいですか?

本番と同じ話し手の発音とスピードで練習できる、公式問題集のPart2〜4の音声とスクリプトがおすすめです。音声はTOEIC公式教材アプリから無料でダウンロードできます。

シャドーイングについていけないときはどうすればよいですか?

Part2の短い文から始め、スクリプトを見ながら音声と同時に読むオーバーラッピングで音に慣れてから、シャドーイングに進みましょう。

この記事の監修

KanonTOEIC 945点

テック英語 コーチ(最先端コーチングの実践者)

  • TOEIC 945点
  • 英検1級

アメリカ留学を経て、学生時代に既に現在の英語資格を取得。最新の教育手法と若い世代への深い理解を融合させた革新的な指導アプローチで、特に学生層からの信頼が厚い。

出典・参考

  • #勉強法