TOEICの文法問題|頻出パターン別の解き方と練習問題10問
この記事の結論
- TOEICの文法問題は主にPart5(30問)とPart6(16問)で出題され、品詞・動詞の形・前置詞と接続詞などのパターンに分けられます。
- 選択肢を先に見てパターンを判断し、パターンごとに決まった場所だけを確かめると、1問約20秒で解けるようになります。
- 基礎の文法を復習してから、TOEIC形式の問題集で間違えたパターンを集中して練習するとスコアが伸びます。
TOEIC L&R(Listening & Reading)の文法問題は、主にPart5とPart6で出題されます。「どんな文法がよく出るのか」「実際の問題でどう解けばよいのか」が分からず、文法の勉強を後回しにしている方は多いはずです。
文法問題のよく出るパターンと解き方を把握すると、1問を短い時間で解けるようになり、Part7に使える時間も増やせます。
本記事では、TOEICの文法問題の出題パターンと解き方を、当社で作った練習問題10問とあわせてまとめています。さらに、文法問題のスコアを伸ばす勉強法も紹介します。
TOEICの文法問題の要点【結論】

TOEICの文法問題は、品詞、動詞の形、前置詞と接続詞、代名詞、関係詞などのパターンに分けられ、パターンごとに見るべき場所が決まっています。選択肢を先に見てパターンを判断すると、1問約20秒で解けるようになります。
ここでは、TOEICの文法問題の主なパターンを早見表で整理します。
パターン | 選択肢の特徴 | 見るべき場所 |
|---|---|---|
品詞 | 同じ語の名詞・動詞・形容詞・副詞が並ぶ | 空欄の前後の語 |
動詞の形(時制・態) | 同じ動詞の違う形が並ぶ | 主語、時を表す語、目的語の有無 |
前置詞と接続詞 | 前置詞と接続詞が混ざって並ぶ | 空欄の後ろが名詞か、主語と動詞か |
代名詞 | he・his・him・himselfなどが並ぶ | 空欄の文中での役割 |
関係詞 | who・which・whoseなどが並ぶ | 前の名詞と、空欄の後ろの形 |
※当社の目安です。
以下では、文法問題が出るPartから順に、パターン別の解き方と練習問題を具体的に解説します。
TOEICの文法問題が出るPart

TOEICの文法問題は、短文穴埋めのPart5(30問)と、長文穴埋めのPart6(16問)で主に出題されます。Part5は1文の空欄、Part6は文書の空欄を埋める問題です。
ここでは、文法問題が出るPartを整理します。
Part | 問題数 | 文法問題の特徴 |
|---|---|---|
Part5(短文穴埋め) | 30問 | 1文の中の空欄に、語句を選ぶ。文法と語彙の問題がある |
Part6(長文穴埋め) | 16問 | 文書の空欄に、語句や文を選ぶ。前後の文の流れで時制などを判断する問題もある |
※問題数はIIBC公式サイト「TOEIC L&R テストの形式」より。
Part5の解き方はTOEIC Part5のコツで、Part6はTOEIC Part6の解き方で詳しく解説しています。
TOEICの文法問題のパターン別の解き方

TOEICの文法問題は、選択肢を先に見てパターンを判断し、パターンごとに決まった場所だけを確かめて答えるのが基本です。全文を訳さなくても解ける問題が多くあります。
パターン別の解き方は、以下のとおりです。
- 品詞:名詞の前は形容詞、動詞を修飾するのは副詞、主語や目的語になるのは名詞、と空欄の役割から選ぶ
- 動詞の形:主語の単数・複数、yesterdayやnext weekなどの時を表す語、目的語があるかどうかで時制と態を決める
- 前置詞と接続詞:空欄の後ろが名詞(句)なら前置詞、主語と動詞が続くなら接続詞を選ぶ
- 代名詞:主語ならhe、名詞の前ならhis、動詞や前置詞の後ろならhimを選ぶ
- 関係詞:前の名詞が人か物か、空欄の後ろに主語や目的語が欠けているかで選ぶ
文法問題を速く解けるようになると、Part5を約10分で終え、Part7に時間を残せるようになります。時間配分はTOEICの時間配分で解説しています。
TOEICの文法問題の練習問題10問

ここでは、当社で作ったPart5形式の文法問題10問を紹介します。1問20秒を目安に、選択肢を先に見てパターンを判断してから解いてみてください。
- The company plans to hire ------- staff members next year. (A) addition (B) additional (C) additionally (D) add
- Ms. Tanaka responded ------- to the customer's email. (A) quick (B) quickness (C) quickly (D) quicker
- The ------- of the new system took three months. (A) install (B) installed (C) installation (D) installs
- The sales report ------- to all managers yesterday. (A) sends (B) was sent (C) is sending (D) will send
- By the time the meeting starts, Mr. Lee ------- the documents. (A) prepares (B) prepared (C) will have prepared (D) has prepared
- ------- the heavy rain, the event was held as planned. (A) Although (B) Despite (C) Because (D) Unless
- Please submit the form ------- you finish the training. (A) during (B) once (C) because of (D) according to
- Mr. Kim asked his assistant to send the file to ------- by noon. (A) he (B) his (C) him (D) himself
- The employee ------- won the award will give a speech. (A) who (B) which (C) whose (D) whom
- The hotel offers a free shuttle service to ------- guests. (A) all (B) every (C) each (D) much
正解と解説は、次の見出しで紹介します。
TOEICの文法問題の練習問題の正解と解説

練習問題10問の正解は、1(B)・2(C)・3(C)・4(B)・5(C)・6(B)・7(B)・8(C)・9(A)・10(A)です。間違えた問題は、パターンと見るべき場所を確かめて解き直しましょう。
ここでは、練習問題の正解と解説を整理します。
問題 | 正解 | パターン | 解説 |
|---|---|---|---|
1 | (B) | 品詞 | 名詞staff membersの前のため、形容詞additionalを選ぶ |
2 | (C) | 品詞 | 動詞respondedを修飾するため、副詞quicklyを選ぶ |
3 | (C) | 品詞 | theとofの間で文の主語になるため、名詞installationを選ぶ |
4 | (B) | 動詞の形 | 報告書は「送られた」側で、yesterdayがあるため、過去の受動態was sentを選ぶ |
5 | (C) | 動詞の形 | By the time+現在形で未来の時点を表すため、未来完了will have preparedを選ぶ |
6 | (B) | 前置詞と接続詞 | 後ろがthe heavy rainという名詞句のため、前置詞Despiteを選ぶ |
7 | (B) | 前置詞と接続詞 | 後ろにyou finishと主語と動詞が続くため、接続詞onceを選ぶ |
8 | (C) | 代名詞 | 前置詞toの後ろのため、目的格himを選ぶ。himselfでは助手自身を指してしまう |
9 | (A) | 関係詞 | 前の名詞が人で、後ろに主語が欠けているため、whoを選ぶ |
10 | (A) | 数量を表す語 | guestsが複数形のため、allを選ぶ。everyとeachは単数形の名詞に付く |
※練習問題は当社が作成したものです。
正解した問題も、ほかの選択肢がなぜ違うかを説明できるかを確かめると、似た問題で迷わなくなります。
TOEICの文法問題のスコアを伸ばす勉強法

TOEICの文法問題のスコアを伸ばすには、中学〜高校の文法を一通り復習してから、TOEIC形式の問題集でパターンごとに解く練習を繰り返すことが基本です。問題を解く量より、間違えた原因をパターンで整理することが重要です。
文法問題のスコアを伸ばす勉強の進め方は、以下のとおりです。
- 【STEP1】基礎の文法を復習する:品詞・時制・受動態・関係詞など、中学〜高校の文法を文法書で確かめる
- 【STEP2】TOEIC形式の問題集を解く:1問20秒を目安に解き、パターンを判断する練習をする
- 【STEP3】間違えた問題をパターンで分ける:品詞・動詞の形など、どのパターンで間違えたかを記録する
- 【STEP4】苦手なパターンを集中して解き直す:同じパターンの問題を続けて解き、見るべき場所を体に覚えさせる
文法書と問題集の選び方はTOEICの文法対策で、定番の問題集の使い方は文法特急の使い方とレベルで解説しています。
まとめ
TOEICの文法問題の要点は、以下のとおりです。
- TOEICの文法問題は主にPart5(30問)とPart6(16問)で出題される
- 品詞、動詞の形、前置詞と接続詞、代名詞、関係詞などのパターンごとに、見るべき場所が決まっている
- 選択肢を先に見てパターンを判断すると、1問約20秒で解けるようになる
- 基礎の文法を復習してから、TOEIC形式の問題集で間違えたパターンを集中して練習する
まずは練習問題10問で間違えたパターンを確かめ、そのパターンの文法から復習を始めましょう。
よくある質問
TOEICの文法問題はどのPartで出ますか?
主にPart5(短文穴埋め・30問)とPart6(長文穴埋め・16問)で出題されます。Part6では、前後の文の流れから時制などを判断する問題もあります。
TOEICの文法問題はどんなパターンがよく出ますか?
品詞、動詞の形(時制・態)、前置詞と接続詞、代名詞、関係詞などのパターンがあります。パターンごとに見るべき場所が決まっているため、選択肢を先に見て判断しましょう。
TOEICの文法問題は1問何秒で解けばよいですか?
Part5は1問約20秒が目安です。Part5を約10分で終えると、Part7に時間を残せます。

この記事の監修
KanonTOEIC 945点
テック英語 コーチ(最先端コーチングの実践者)
- TOEIC 945点
- 英検1級
アメリカ留学を経て、学生時代に既に現在の英語資格を取得。最新の教育手法と若い世代への深い理解を融合させた革新的な指導アプローチで、特に学生層からの信頼が厚い。
出典・参考