TOEIC公式単語帳の選び方|公式英単語と公式ボキャブラリーブックの違い
この記事の結論
- TOEICの公式単語帳はETSが制作し、過去のテストから選んだ単語をテストに出たままの例文で覚えられます。
- 2026年1月の『公式TOEIC Listening & Reading 英単語』は1,800語・1,650円、2019年の『公式ボキャブラリーブック』は1,155語・1,540円です。
- 新しく選ぶなら公式英単語が目安で、例文の音声を聞きながら1冊を何周も繰り返すと定着します。
TOEIC L&R(Listening & Reading)の公式単語帳は、テストを開発しているETSが制作した単語帳です。2019年の『公式ボキャブラリーブック』に加えて、2026年1月には『公式TOEIC Listening & Reading 英単語』が出ました。「どちらを選べばよいか」と迷う方は多いはずです。
公式単語帳の特徴と2冊の違いを把握すると、自分の目的に合った1冊を選び、本番の英文に近い例文で単語を覚えられます。
本記事では、IIBC(国際ビジネスコミュニケーション協会)の公式情報をもとに、TOEICの公式単語帳2冊の内容と違い、向いている方をまとめています。さらに、効果を出す使い方と、市販の単語帳との違いも紹介します。
TOEIC公式単語帳の要点【結論】

TOEICの公式単語帳は、過去のテストから選んだ頻出の単語を、テストに出たままの例文で覚えられる点が特徴です。新しく選ぶなら、2026年1月に出た1,800語の『公式TOEIC Listening & Reading 英単語』が最新の1冊です。
ここでは、TOEICの公式単語帳2冊を早見表で比較します。
項目 | 公式TOEIC Listening & Reading 英単語 | TOEIC Listening & Reading 公式ボキャブラリーブック |
|---|---|---|
発売 | 2026年1月 | 2019年6月 |
価格(税込) | 1,650円 | 1,540円 |
収録語数 | 1,800語(基本語と上級語) | 1,155語(頻出1,000語+複合語・セットフレーズ155語) |
例文 | テストに出たそのままの例文 | 過去のテストで出題されたフルセンテンスの例文 |
構成 | 90日間で1日20語、5つのカテゴリ別 | 品詞別(名詞・動詞・形容詞と副詞ほか) |
音声 | 見出し語・語義・例文の音声。アプリにも同じ語句を収録 | 米国・英国の発音の音声をダウンロード。abceedでも利用できる |
※2026年10月時点・IIBC公式サイトより。
以下では、公式単語帳の特徴から順に、2冊の違いと選び方、使い方を具体的に解説します。
TOEIC公式単語帳の特徴

TOEICの公式単語帳の最大の特徴は、例文が実際のテストに出た英文そのものであることです。市販の単語帳の例文は著者が作ったものですが、公式単語帳では本番で使われた英文で単語を覚えられます。
TOEICの公式単語帳の主な特徴は、以下のとおりです。
- ETSが制作している:TOEICを開発している団体が、過去のテストから単語を選んでいる
- テストに出たままの例文:単語を覚えながら、TOEICの英文の雰囲気にも慣れられる
- 音声つき:見出し語と例文の音声で、リスニングに必要な発音も確かめられる
- 複合語やフレーズも収録:複合名詞・句動詞・セットフレーズなど、まとまりで覚えたい表現も学べる
※2026年10月時点・IIBC公式サイトより。
TOEICの過去問は公開されていないため、本番に出た英文に触れられる数少ない公式の教材という点でも価値があります。過去問が公開されない理由は、TOEICの過去問で解説しています。
公式TOEIC Listening & Reading 英単語とは

『公式TOEIC Listening & Reading 英単語』とは、2026年1月にIIBCから出た、1,800語を収録する最新の公式単語帳です。基本語に加えて上級語も収録し、90日間で1日20語ずつ学べる構成になっています。
ここでは、公式TOEIC Listening & Reading 英単語の内容を整理します。
項目 | 内容 |
|---|---|
発売 | 2026年1月9日(書籍版) |
価格 | 1,650円(税込) |
収録語数 | 1,800語(必須の基本語1,200語、上級語300語、複合名詞・句動詞・セットフレーズ各100語) |
構成 | 見開きで10の語句を掲載。90日間で1日20語、5つのカテゴリ別 |
例文 | 実際のテストに出たそのままの例文 |
音声 | 見出し語・語義・例文の音声 |
アプリ版 | 「TOEIC公式教材アプリ」内で1,100円(税込)。クイズ形式の学習や苦手な単語のドリルがある |
ISBN | 978-4-906033-78-2 |
※2026年10月時点・IIBC公式サイトより。
1日20語を90日続ける計画が最初から決まっているため、何日でどこまで進めるかを自分で決めなくても続けやすい構成です。
TOEIC公式ボキャブラリーブックとは

『TOEIC Listening & Reading 公式ボキャブラリーブック』とは、2019年6月に出た、頻出の1,000語と複合語・フレーズ155語の公式単語帳です。単語は過去のテストから選ばれ、品詞ごとにまとまっています。
ここでは、公式ボキャブラリーブックの内容を整理します。
項目 | 内容 |
|---|---|
発売 | 2019年6月 |
価格 | 1,540円(税込) |
収録語数 | 名詞500語+複合名詞20語、動詞250語+句動詞20語、形容詞・副詞・その他250語+ハイフン付き形容詞15語、セットフレーズ100語の計1,155語 |
例文 | 過去のテストで出題されたフルセンテンスの例文 |
音声 | 米国→英国→日本語→英語例文の順に収録。ダウンロードのほか、abceedでも利用できる |
そのほか | B6サイズ、赤シートつき |
※2026年10月時点・IIBC公式サイトより。
見出し語の音声をアメリカとイギリスの2つの発音で聞けるため、発音の違いに慣れる練習にも使えます。
TOEIC公式単語帳はどちらを選ぶべきか

TOEIC公式単語帳は、新しく選ぶなら『公式TOEIC Listening & Reading 英単語』が目安です。収録語数を絞って頻出語から覚えたい方は、『公式ボキャブラリーブック』も選択肢になります。どちらもテストに出た例文で学べる点は同じです。
ここでは、目的別に公式単語帳の選び方を整理します。
目的 | おすすめの公式単語帳 |
|---|---|
最新の頻出単語で覚えたい | 公式TOEIC Listening & Reading 英単語 |
上級語まで1冊で覚えたい | 公式TOEIC Listening & Reading 英単語 |
90日の計画に沿って進めたい | 公式TOEIC Listening & Reading 英単語 |
頻出語を品詞別に絞って覚えたい | 公式ボキャブラリーブック |
abceedで音声を使いたい | 公式ボキャブラリーブック |
※当社の目安です。
2冊とも持つ必要はありません。1冊を決めて何周も繰り返すほうが、単語は定着します。
TOEIC公式単語帳の効果を出す使い方

TOEIC公式単語帳の効果を出すには、見出し語の意味を覚えるだけでなく、例文の音声を聞いて、例文の中で意味が分かるかを確かめることが重要です。テストに出た例文を活かすと、Part5やPart7で同じ単語に出会ったときに意味がすぐに浮かびます。
公式単語帳の使い方の手順は、以下のとおりです。
- 【STEP1】1日の範囲を決める:公式英単語なら1日20語を目安に進める
- 【STEP2】見出し語と意味を確かめる:赤シートやアプリで、意味がすぐに出てくるかを試す
- 【STEP3】例文の音声を聞いて声に出す:例文の中で単語の意味が分かるかを確かめる
- 【STEP4】覚えていない単語に印をつけて繰り返す:1周目を終えたら、印のついた単語を中心に2周目以降を回す
単語の覚え方と、ほかの単語帳との比較はTOEIC単語帳おすすめで解説しています。
TOEIC公式単語帳と市販の単語帳の違い

TOEIC公式単語帳と市販の単語帳の違いは、例文が本番に出た英文か、著者が作った英文かです。市販の単語帳は、目標スコア別に語数を絞ったものや、短いフレーズで覚えるものなど、覚えやすさの工夫が多い点が特徴です。
ここでは、公式単語帳と主な市販の単語帳を比較します。
単語帳 | 価格(税込) | 特徴 |
|---|---|---|
公式TOEIC Listening & Reading 英単語 | 1,650円 | 1,800語。テストに出た例文で覚える |
TOEIC Listening & Reading 公式ボキャブラリーブック | 1,540円 | 1,155語。品詞別でテストに出た例文つき |
出る単特急 金のフレーズ 増補改訂版 | 990円 | 新書判。短いフレーズで頻出単語を覚える |
出る単特急 銀のフレーズ | 979円 | 最頻出の1,000語。600点を目指す基礎固め編 |
キクタンTOEIC(SCORE 500〜990) | 各1,760円 | チャンツの音声で耳から覚える |
※2026年10月時点・IIBCと各出版社の公式サイトより。
本番の英文に慣れたい方は公式単語帳、短いフレーズでテンポよく覚えたい方は金のフレーズや銀のフレーズが向いています。各単語帳の詳細は、金のフレーズの使い方、銀のフレーズの使い方とレベル、キクタンTOEICの選び方で解説しています。
まとめ
TOEIC公式単語帳の要点は、以下のとおりです。
- TOEICの公式単語帳はETSが制作し、テストに出たままの例文で単語を覚えられる
- 2026年1月の『公式TOEIC Listening & Reading 英単語』は1,800語・1,650円で、90日間で1日20語の構成
- 2019年の『公式ボキャブラリーブック』は1,155語・1,540円で、品詞別にまとまっている
- 例文の音声を聞き、例文の中で意味が分かるかを確かめながら何周も繰り返す
まずはどちらか1冊を選び、1日の範囲を決めて例文の音声と一緒に覚え始めましょう。
よくある質問
TOEICの公式単語帳はどちらを選べばよいですか?
新しく選ぶなら、2026年1月に出た1,800語の『公式TOEIC Listening & Reading 英単語』が目安です。頻出語を品詞別に絞って覚えたい方は『公式ボキャブラリーブック』も選択肢になります。
TOEICの公式単語帳の例文は本番の英文ですか?
どちらも、過去のテストに出た英文を例文にしています。単語を覚えながら、TOEICの英文の雰囲気にも慣れられます。
公式TOEIC Listening & Reading 英単語は何日で終わりますか?
1日20語を90日間で学ぶ構成になっています。1周目を終えたら、覚えていない単語を中心に繰り返しましょう。

この記事の監修
KanonTOEIC 945点
テック英語 コーチ(最先端コーチングの実践者)
- TOEIC 945点
- 英検1級
アメリカ留学を経て、学生時代に既に現在の英語資格を取得。最新の教育手法と若い世代への深い理解を融合させた革新的な指導アプローチで、特に学生層からの信頼が厚い。
出典・参考